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平成21年12月定例会(要望意見処理状況)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004118 更新日:2019年1月17日更新

本定例会以前の常任委員会の要望意見に対する処理状況を掲載しています。

平成21年9月定例会常任委員会の要望意見に対する処理状況

総務文教委員会

関係部局 要望意見 処理状況
知事政策局 1 公共施設の維持管理や社会基盤整備については、県民の安全・安心を図る観点から厳しい財政状況にあっても引き続き計画的に進める必要があるので、見直し中の新潟県「夢おこし」政策プランに総合的な政策の柱として位置づけるべきとの意見。 1 安全・安心に係る社会基盤整備については、政策プランの第2章3(2)(2)「災害に強いふるさとづくり」において、「治山・治水・海岸整備」や「雪や災害に強い交通ネットワークの形成」、「効果的、計画的な維持管理・補修・更新」など必要な取組を掲げているところです。プランの見直しに当たり、これらを「安全・安心な社会基盤の整備」として、改めて位置付けし、引き続き計画的に取組を進めてまいりたいと考えております。
総務管理部 1 国の補正予算を受けて創設された県の基金事業については、地域ニーズに即した緊急雇用創出事業をはじめさまざまな経済対策が図られているが、国予算の見直しに伴う執行停止の懸念もあるので、地方の主体的取組の継続・実施ができるよう国の動向を注視しながら適切な対応に努めるべきとの意見。 1 国補正予算の見直しにつきましては、地方公共団体の造成する基金は、原則、見直しの対象外とされたところであります。県の基金事業につきましては、引き続き、地域の実情に応じた形でより効果的・効率的な実施に努め、適切に対応してまいります。
教育委員会 1 スクールソーシャルワーカーについては、非行や不登校などの背景にある児童生徒の置かれた家庭や地域の環境改善に関係機関と連携して取り組んでいることから、学校だけでは解決困難な事例への対応に期待が大きいので、活動実績の十分な検証や各教育事務所への複数配置により活用事業の充実を図るべきとの意見。 1 スクールソーシャルワーカーにつきましては、各学校からの派遣要請は多く、その活用が強く望まれていることから、本配置事業を最優先で継続するとともに、充実についても検討を進めてまいります。

厚生環境委員会

関係部局 要望意見 処理状況
県民生活・
環境部

1 復興基金事業については、要望額と交付決定額との乖離により想定外の負担を余儀なくされた事例も見受けられるので、申請者の円滑な事業実施に向け補助金の早期交付決定に努めるべきとの意見。

2 海岸漂着物については、ふるさとの原風景である美しい海岸の景観や環境の保全に影響を及ぼしているので、今般の国からの財政措置の活用により積極的な回収・処理に努めるべきとの意見。

1 復興基金事業につきまして、交付申請から交付決定までに時間を要した例もあることから、今後、事業目的が十分達成されるよう、交付申請の受付時期の早期化、審査事務の迅速化などにより、早期の交付決定に一層努めてまいります。

2 海岸漂着物につきましては、国、県、沿岸市町村、民間団体等からなる協議会を設置し、地域計画を策定して対策に努めることとしております。これにより、国の地域グリーンニューディール基金を活用した海岸管理者等による回収・処理を推進してまいります。

防災局 1 自主防災組織については、これまでの被災経験から災害発生時における地域防災力の要となるので、先進事例の情報提供など市町村への積極的な働きかけにより組織化の推進と機能の充実に努めるべきとの意見。 1 自主防災組織の組織化につきましては、「夢おこし」政策プランで数値目標を定め、育成主体である市町村に対し積極的な取組を働きかけてきたところですが、平成16年4月1日現在で23.7%であった組織率が本年4月1日現在65.1%に上昇するなど市町村の取組に着実な進展が見られるところであります。
 今後も引き続き、市町村の取組状況に応じ先進事例の紹介を行うなど、自主防災組織の組織化及び活動の活性化に向け、きめ細やかな支援を行ってまいります。
福祉保健部

1 新型インフルエンザについては、冬に向けてさらなる感染拡大が懸念されるので、県民へのきめ細やかな情報提供や医療提供体制の整備など対策に万全を期すべきとの意見。

2 地域がん診療連携拠点病院については、病状に応じた適切な医療が受けられ、地域における質の高い医療の提供が期待されるので、多くの病院が指定されるよう国に働きかけるべきとの意見。

1 新型インフルエンザにつきましては、流行状況や予防策などの情報提供を積極的に行うとともに、患者数の増加に対応した医療提供体制の整備に努めてまいります。

2 がん診療拠点病院につきましては、国において原則二次医療圏に1か所指定するとしていますが、県民に対し質の高いがん医療を提供し、各地域におけるがん医療の均てん化を図るため、各二次医療圏の人口規模や医療機関の状況等を踏まえ、より多くの病院が指定されるよう国に働きかけてまいります。

産業経済委員会

関係部局 要望意見 処理状況
産業労働観光部

1 中小企業の支援については、最低賃金引き上げの議論はあるものの、現下の厳しい経済情勢においては雇用の維持を第一義とすべきなので、企業の存続と雇用の安定に向けた対策に優先的に取り組むべきとの意見。

2 中小企業の新分野進出については、県内でのメガソーラー発電所の建設や成長が見込まれる航空機関連産業に新たなビジネスチャンスが期待されるので、県工業技術総合研究所や財団法人にいがた産業創造機構等との連携により新規参入を支援するとともに、地域経済に広く波及効果をもたらす仕組みの構築に努めるべきとの意見。

1 今般の厳しい経済情勢下において、緊急保証要件の資金の創設・拡充、借換制度の拡充とともに、雇用対策基金事業による離職者等の雇用創出、再就職支援のための職業訓練など、中小企業の経営安定と離職者の就労支援に注力してきたところです。
 今後とも、資金、雇用の両面からセーフティネットに万全を期すとともに、地域産業の受注確保につながる有効な施策を展開し、企業の存続と雇用の安定に努めていきたいと考えております。

2 中小企業の新分野進出につきましては、公設試験研究機関や財団法人にいがた産業創造機構などと連携を図りながら、新規参入、技術開発、販路開拓など企業の成長段階に応じた支援を行っております。
 今後も、こうした支援体制を充実させながら、成長分野への新規参入等を支援し、地域経済への波及拡大に努めてまいります。

農林水産部 1 「売れる米づくり」については、昨今の低価格志向等により県産コシヒカリの販売不振が続いているので、安全・安心や高品質・良食味を基本としながらも、先を見据えた品種育成や技術開発など需要動向に即応しうる施策展開を図るべきとの意見。 1 需要動向に即応した「新潟米」の施策展開につきましては、消費者の確固たる信頼を獲得し、ブランド力の一層の強化を図ることが重要と考え、一定水準以上の食味・品質を確保する仕組みづくりとともに、品質・食味を高めるための総合体系化技術の開発に加え、地球温暖化にも対応した「コシヒカリを超える良食味・高品質の晩生品種」の育成にも取り組んでいるところであります。
 今後とも、高品質・良食味米の提供を基本としつつ、市場動向に即応できる施策展開を図ってまいります。
農林水産部
農地部
共通事項
1 農業施策の推進に当たっては、今般の政権交代により農政においても大幅な方針転換が予想されるが、「売れる米づくり」やほ場整備など中長期的展望に基づき取り組むべき事業が多くあるので、生産現場に混乱や影響が生じないよう予算措置を国に強く働きかけるなど、施策の継続性確保に努めるべきとの意見。 1 農業施策の推進につきましては、本県が将来とも「安全・安心で美味しい食」を全国に提供するため、県産農産物のブランド力強化や優れた担い手の確保・育成、並びに、それらの基盤となる優良農地の確保を図るとともに、国に対しましても、必要な支援を講じるよう引き続き働きかけてまいります。

建設公安委員会

関係部局 要望意見 処理状況
土木部 1 県民の生命・財産にかかわる道路や河川などの社会資本の整備については、計画的かつ着実な実施が求められているので、公共事業に対する政府の方針を注視しつつ、継続推進に向けた国への働きかけを一層強化すべきとの意見。 1 平成22年度の国土交通省予算における公共事業関係費については、非常に厳しい状況ですが、災害などから県民のくらしと命を守る道路や河川などの社会資本の整備は着実に進めていかなければならないと考えております。本県としましては、選択と集中やコスト縮減を一層進める中で、必要な予算確保のため、市町村や他県等と連携して引き続き国への働きかけを行ってまいります。
交通政策局 1 北陸新幹線については、沿線地域において早期開業への期待が高まっているので、新幹線貸付料の地元還元など重要課題に対する国への要請は継続しつつも建設計画の円滑な推進に向けた取組を優先すべきとの意見。
2 佐渡-羽田航空路の開設については、佐渡空港の滑走路2,000メートル化の実現見通しや県と佐渡市との経費負担の在り方など不明な点が多いので、それぞれの課題に対して具体的な計画を示すべきとの意見。

1 北陸新幹線につきましては、新幹線貸付料の地方還元などの受益が明確となっていない現状では、約1,400億円もの負担を県民が負うことが適切なのか十分に検討する必要があると考えております。
 また、新幹線の整備は、本来、国と地方の共同事業として進められるべきであるにもかかわらず、国は、本県の回答を待たずに工事実施計画(その2)の認可を行いました。
 県としましては、当該認可手続きには重大かつ明白な瑕疵があると考えており、その無効を訴えるとともに、国に対し、信頼関係を再構築し、改めて共同で新幹線建設に取り組むよう求めてまいります。

2 佐渡-羽田航空路につきましては、県議会でのご議論、ご意見を踏まえ、佐渡市に、この取組を今後更に議論をしていく上で必要な佐渡空港の滑走路2,000メートル化に向けた地権者全員の同意の取得や佐渡市の経費負担の意思などについて、方針を明示するよう検討を要請し、回答書をいただいたところです。
 今後、佐渡市の回答の評価と対応についての県議会でのご議論を踏まえながら、具体的な事業計画案をお示しできるよう、取り組んでまいりたいと考えております。

公安委員会 1 若手警察官の指導・教養に当たっては、地域住民との交流や情報交換が犯罪等の未然防止や早期発見につながるため地域に溶け込み信頼される警察官が求められているので、技術や知識の習得はもとより、豊かな人間性の涵養に努めるべきとの意見。 1 県警察では、若手警察官の指導・教養に際し、豊かな人間性の涵養を図ることが極めて重要であると認識しております。
 これまでも、警察学校並びに各警察署におきまして、警察官としての使命感を育むとともに、円満な人格と心をしっかりと植え付けるための指導・教養に力を入れているところです。
 今後も、地域社会に溶け込み、地域住民から信頼される警察官の育成により一層努め、もって県民の期待と信頼に応えてまいります。

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