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平成22年6月定例会(厚生環境委員長報告)
平成22年6月定例会 厚生環境委員長報告(6月25日)
委員長 片野 猛
厚生環境委員会における付託案件等の審査並びに調査の経過と結果について、
御報告申し上げます。
まず、県民生活・環境部関係として
トキ保護増殖事業については、順化ケージ内における死亡事故の要因の一つとして指揮命令系統のあいまいさが指摘されているので、環境省と十分協議し施設の管理責任を明確にすべきとの意見。
また、放鳥したトキの卵がふ化に至らなかったので、営巣木周辺の天敵排除や繁殖訓練の実施など、自然界での繁殖実現に向けた取組を検討すべきとの意見。
次に、防災局関係として
口蹄疫対策については、感染拡大の防止に向けた初動対応が重要なので、防疫措置に必要な資機材や人員の確保とともに関係部局との緊密な連携により万全を期すべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
授産施設における作業活動については、障害者にとって貴重な働く場であるものの現下の厳しい経済環境から仕事量が減少しているので、県による積極的な業務委託や物品購入に努めるべきとの意見。
次に、病院局関係として
県立病院の経営に当たっては、収支改善とともにサービスの充実が求められているので、「新潟県病院事業の取組方針」の着実な推進と併せ医師等の医療スタッフ確保に努めるべきとの意見。
以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
継続中の陳情平成21年第19号については、継続審査。
継続中の陳情平成21年第6号については、平成22年度予算が成立し、願意が満たされたため、保留。
陳情第5号については、居宅介護サービスと同等に扱うことは、保険料に影響し、住民コンセンサスも必要であるため、不採択。
残りの陳情2件については、いずれも願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「発声障害に関する公的支援を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。