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平成23年6月定例会(絆づくり対策特別委員長報告)
平成23年6月定例会 絆づくり対策特別委員長報告(6月29日)
委員長 石塚 健
絆づくり対策特別委員会における委員会設置後の調査経過について、御報告申し上げます。
本特別委員会は、6月17日に会議を開催し、子育て支援対策について及び災害時における児童生徒・高齢者支援について調査を行いました。
最初に、福祉保健部長から子育て支援対策について及び災害時における児童・高齢者支援について、防災局長から長野県北部地震、東日本大震災への対応状況について、教育長から災害時における児童生徒支援について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。
まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。
- 多様な就労形態を踏まえた24時間保育の充実の必要性について
- 任意の予防接種による健康被害の救済制度の考え方について
- 少子化対策に資する医療費助成制度の在り方検討の方向性について
- 病児・病後児保育の充実の必要性について
- 長野県北部を震源とする地震で被災した高校生に対するカウンセラーの派遣状況について
- 放課後子ども教室と小学校との連携体制構築の必要性について
- 年度途中で新たに生じる保育所待機児童の解消に向けた取組の必要性について
- 離島における周産期医療体制強化の必要性について
- 児童虐待防止に向けた児童相談所の体制強化の必要性について
- 東日本大震災に関連して
- 県内避難所への保育所設置の必要性について
- 避難児童生徒の学籍に関する記録の適切な管理の必要性について
- 避難者に対するプライバシーに配慮した相談体制の構築の必要性について
次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。
- 放課後児童クラブについては、設置数が年々増加しているものの、活動内容の充実も重要なので、教員免許状保有者の活用とともに研修会の実施など指導員の資質向上に向けた取組を強化すべきとの意見。
- 子育て支援については、人と人との関係が希薄となりつつある無縁社会の中で、育児に悩む親が増加しているので、市町村との連携強化により地域におけるネットワークづくりに努めるべきとの意見。
- 東日本大震災に係る教育復興加配教員については、3か月の任期付きで配置されているものの、避難児童生徒の心のケアや学習支援に重要な役割を果たしているので、継続配置に努めるべきとの意見。
以上をもって報告といたします。