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平成27年9月定例会(厚生環境委員長報告)
平成27年9月定例会 厚生環境委員長報告(10月16日)
委員長 横尾 幸秀
厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、県民生活・環境部関係として
若者のU・Iターン促進に当たっては、住宅支援策や良好な雇用情勢など受け皿となる地域の取組や現状等について本人のみならず家族をはじめ身近なコミュニティーに周知することが重要なので、市町村との連携のもと住民向けのきめ細かい情報発信にも一層努めるべきとの意見。
次に、防災局関係として
豪雨時の自主的な避難については、災害発生前により安全な場所へ迅速に移動することが重要なので、隣接する市町村間における避難情報の共有など広域的な連携体制構築の可能性を検討すべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
介護人材の確保については、着実に成果を上げることが求められているので、若年層に対する現場等からの積極的な介護職の魅力発信をはじめとした就業・定着促進の取組強化に加え、具体的な処遇改善に向け介護報酬のさらなる増額を継続して国に働きかけるべきとの意見。
次に、病院局関係として
県立加茂病院の改築については、県民に安全・安心な医療を提供する施設として計画どおりの工事完了が求められるので、適正な行政手続きが処理されないことに対し執りうる措置を適切に選択し全力を挙げて必要な事務の進捗を図るべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
継続中の陳情平成27年第9号及び第15号については、継続審査。
陳情第22号については、生活保護世帯と一般低所得世帯における逆転現象が発生し、均衡を図る観点からの改正であり、支給期間の拡大や障がい者が常時在宅している世帯への増額もなされております。
また、今月から始まったばかりであり、実態の把握が必要なため、不採択とすべきものと決した次第であります。
以上をもって、報告といたします。
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