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にいがた県議会だより第80号(本会議質問11)
一般質問(12月7日)
与口善之議員
(自由民主党)
原子力災害時避難経路阻害要因調査結果を踏まえた対策ついて
(問) 「原子力災害時避難経路阻害要因調査」において、北陸道と国道8号の交差部にスマートインターを整備し、高速道路を活用することが、PAZ※住民の避難時間の短縮に効果的であることが示された。UPZ※住民の避難には既設の柏崎インターもあるが、更なる増設の必要性の検証も必要である。全国的に見てもPAZ内に高速道路が整備されている地域は限られている中、北陸道という既存インフラを活用し、避難の円滑化を図るスマートインターの整備は効果的な対策であり、国に対し強く要望していくべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 今回の調査では、PAZ住民の避難において、北陸自動車道と国道8号の交差部にスマートインターチェンジを設置することが、渋滞緩和の効果があるとされ、スマートインターチェンジなどの進入路を設置し、多くの車両が通行することができる北陸自動車道を一層活用することが、有効であることが示された。
北陸自動車道への進入路の設置を含め円滑な避難のための道路整備等の実現に必要な財政措置について、関係市町村とも連携し、国に対し強く要望していく。
※PAZ(即時避難区域)
発電所を中心とする半径おおむね5キロメートル圏
※UPZ(避難準備区域)
発電所を中心とする半径おおむね5~30キロメートル圏