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にいがた県議会だより第87号(本会議質問7)
一般質問(9月29日)
飯野晋議員
(自由民主党)
長期的な気候変動を見据えた具体的な適応策について
(問) 異常気象が常態化しつつある近年の状況を踏まえれば、長期的な気候変動を見据えて本県農業の温暖化適応戦略を策定し、温暖化に適した新たな農産物の導入やその先のブランド化など具体的な適応策を示すべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 地球温暖化の進行は、農産物等の生産量や品質の低下のほか、これまで見られなかった病害虫被害の発生等が懸念される一方で、温度・日照量の不足で栽培が難しかった品種・品目の導入や、積雪期間の短縮による栽培可能期間の延長などが期待できるものと考えている。
このため、県としては、県内外の気候変動の状況や農産物への影響、生産現場における具体的な対応例など、様々な情報を収集・分析し、新潟県気候変動適応計画への反映も視野に入れながら、本県農業の維持・発展につながる具体的な適応策を検討していく。
また、新たに導入される農産物のブランド化については、産地をはじめとする関係者の意向や消費動向等を踏まえながら、新潟県農林水産物のブランド化推進に関する条例に基づき、必要な対応を検討していく。