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にいがた県議会だより第88号(本会議質問10)
一般質問(12月12日)
森田幸衛議員
(自由民主党)
「園芸2割」に対する次年度以降の対応方針について
(問) 新規のほ場整備事業において取組目標としている「園芸2割」について、下越地方の中山間地では、生産者の方々が試験的に様々な園芸品目の栽培に取り組んでおり、未来に希望がもてる結果が得られ始めていると聞いている。「園芸2割」は米の単作地域における園芸栽培の取組を推進する上で有効な施策だと評価しているが、「園芸2割」に対する本県の取組の現状を踏まえた次年度以降の対応方針について所見を伺う。
(答) 令和元年度以降のほ場整備新規着工地区では、整備面積の2割以上の園芸導入を目指す計画を策定している。
現在、選定品目の本格導入に向けた技術習得のため、着工を希望する調査計画地区を含む103地区の約7割で様々な品目の試験栽培が行われているところである。
一方で、本格的な園芸導入には、ほ場の排水条件の改善や栽培技術の向上、生産機械・施設の整備、労働力や販路の確保など、様々な課題があるものと認識している。
このため、地域振興局単位に農家や関係機関・団体と連携した推進チームが、生産から販売まで一貫したサポートを実施しており、引き続き、試験栽培から段階的な作付面積の拡大に繋がるよう、きめ細やかに支援していく。