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にいがた県議会だより第89号(本会議質問14)
一般質問(2月28日)
小鍛冶就也議員
(自由民主党)
学校給食用牛乳の隔日配送について
(問) 公立学校の給食に提供する牛乳は、原則として当日の午前中に配送することとされており、学校からは毎日配送で所定の場所に納品されていると伺っている。一方で、「新潟県学校給食用牛乳供給事業実施方針」では、「効率的な配送方法及び空容器の回収・リサイクルの方法等を検討し、保護者負担額の軽減を図るものとする」とされている。物価高騰の中、保護者負担の軽減に向け、配送コストの縮減による牛乳の供給価格の引下げにつながる牛乳の隔日配送について、市町村に働きかけていくべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 国の学校給食衛生管理基準では、生鮮食品は当日搬入を原則とし、当日搬入できない場合には、冷蔵庫等で適切に温度管理することとされている。
隔日配送を行うためには、学校で2日分の牛乳を保管できる保冷庫の設置とそのスペースの確保、人員など受取体制の整備等の課題があるものと認識している。
配送コスト縮減による供給価格の引下げにつなげるためには、区域全体で隔日配送を実施する必要があるとともに学校に設備等新たな負担が発生する場合もあるが、市町村教育委員会に対し、協力できるところから検討いただけるよう働きかけていく。