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にいがた県議会だより第89号(本会議質問5)
一般質問(2月26日)
牧田正樹議員
(未来にいがた)
柏崎刈羽原子力発電所の廃炉に向けた取組を進めることについて
(問) 令和6年能登半島地震が発生したが佐渡沖には「断層の割れ残り」があり、近いうちにマグニチュード7程度の地震が発生し、3メートルを超える津波が数分単位でやってくると指摘する専門家もいる。柏崎刈羽原子力発電所の安全性は、長岡平野西縁断層帯、F―B断層の評価を基準に審査しているが、能登半島地震では想定を超える長さの断層が連動したと言われており、地震の予知はできないことが明らかになった。地震大国の日本に原発は作ってはならず、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働は断念し、廃炉に向けた取組を進めていくべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 廃炉の議論は再稼働と背中合わせの議論である。柏崎刈羽原発の再稼動に関して、県としては、福島第一原発事故に関する3つの検証の取りまとめ、原子力規制委員会の追加検査を踏まえた判断、技術委員会における安全対策等の確認、原子力災害発生時の避難の課題への取組などを材料に議論を進め、県民等の意見を聞き、その上で判断・結論を出して県民の意思を確認することを考えている。