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にいがた県議会だより第90号(本会議質問3)
代表質問(6月27日)
重川隆広議員
(リベラル新潟)
放射性物質拡散シミュレーション結果の活用について
(問) 県のホームページには「放射性物質拡散シミュレーション結果」が掲載されている。シミュレーションの実施の経緯、目的、県民の安全・安心にどのように役立ったかなど活用実績について伺う。
また、県民の命と健康、暮らしを守るため、さらに県民が再稼働議論に参加するためにもこの結果を活用し、県民の被ばくや、農地を含む土地・建物などへの影響についてシミュレーションを行うベきと考えるが、所見を伺う。
また、県民の命と健康、暮らしを守るため、さらに県民が再稼働議論に参加するためにもこの結果を活用し、県民の被ばくや、農地を含む土地・建物などへの影響についてシミュレーションを行うベきと考えるが、所見を伺う。
(答) 放射性物質拡散シミュレーションは、柏崎刈羽原子力発電所に設置されたフィルタベント設備と防護対策の整合性を検討するため、放射性物質による影響が及ぶ範囲やフィルタベントの性能と効果等を確認するために実施したものである。
県は、フィルタベント設備について、県技術委員会に依頼して性能や操作手順等を確認するとともに、拡散シミュレーションを行った。
技術委員会では、拡散シミュレーション結果から、セシウム等の沈着性放射性物質の除去について、フィルタベントは十分有効であることを確認していただいた。
このシミュレーションでは、発電所に新たに設置された安全対策設備や、避難や屋内退避などの防護措置が考慮されていないことから、この結果を活用し、県民の被ばく等の影響を評価することは難しいものと考えている。