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にいがた県議会だより第90号(本会議質問5)
一般質問(6月28日)
土田竜吾議員
(未来にいがた)
カスタマーハラスメントの防止に向けた周知の状況と今後の取組について
(問) 社会問題の一つとなっているカスタマーハラスメントに関して、東京都はカスタマーハラスメント防止条例の制定に向けて動き出した。カスタマーハラスメントを防止することは、企業の従業員のメンタルヘルスを確保し、離職を防止する観点から必要な取組と考えるが、これまでの本県のカスハラ対策周知の取組状況を伺うとともに、今後、本県はどのように取り組んでいくのか、所見を伺う。
(答) 顧客からの著しい迷惑行為を防止していくことは、従業員のメンタルヘルスの確保に加えて、離職防止の観点からも重要と考えている。
令和4年2月に、国がハラスメントと判断する上での基準や、企業が取り組むべき具体的な対策等を盛り込んだマニュアルを公表したことを踏まえ、私(知事)から企業や消費者である県民の皆様に対し、カスタマーハラスメント防止についてお願いをするとともに、企業に対してリーフレットを配布したところである。
東京都の条例制定に向けた動きに加え、国において法的措置も視野に入れた対策強化の動きもあることから、今後の動向を注視するとともに、県としては、引き続き、国と連携を図りながら、企業へのマニュアルの周知をはじめ、消費者である県民の皆様に様々な媒体を通じて、広くカスタマーハラスメント防止を呼びかけていく。