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にいがた県議会だより第90号(本会議質問6)
一般質問(6月28日)
杉井旬議員
(リベラル新潟)
県央基幹病院の安定運営に向けた県の支援について
(問) 県央住民待望の済生会新潟県央基幹病院が3月1日に開院して約4か月が経過した。県央基幹病院では「地元の患者は地元で診る」ことを目標の一つに掲げており、県央基幹病院の安定運営に向けて引き続き県の支援が必要と考えるが、所見を伺う。
また、県央医療圏域外に患者を搬送する率や、県央基幹病院の開院以前では受入先を探すことに手間取っていた救急搬送の時間は開院前と比べてどう変化しているのか伺う。
また、県央医療圏域外に患者を搬送する率や、県央基幹病院の開院以前では受入先を探すことに手間取っていた救急搬送の時間は開院前と比べてどう変化しているのか伺う。
(答) 県央基幹病院では「地元の患者は地元で診る」という理念を掲げており、開院から段階的に機能を拡大
している過程にある中で、既に多くの救急患者を受け入れている。
県としては、今後も安定的に患者を受け入れるためには、医療機関の役割分担や住民の理解が重要と考えており、他の医療機関との連携促進や、住民への適切な医療機関の利用などの啓発に取り組んでいく。
また、県央基幹病院が、地域に必要な医療を安定的かつ継続的に提供できるよう、政策医療交付金などを通じて、引き続き支援していく。
なお、県央基幹病院の開院後の救急搬送の状況については、圏域外搬送率は、令和6年5月時点では15.7%と、昨年の22%から約6ポイント改善している。
また、搬送時間についても、地元の各消防機関によると開院前と比べ平均で4分程度短縮しているとのことである。