本文
議会報第249号(令和4年9月定例会 概要)
9月定例会は、9月26日に招集された。
会期中の知事提出議案は、8月に発生した大雨災害の早期復旧・復興を図るとともに、原油価格・物価高騰への対応として肥料価格の高騰に対する支援や、新型コロナウイルス感染症への対応としてワクチン接種の促進や自宅療養のために必要な経費等について計上し、総額約460億2千万円の予算を増額した「令和4年度新潟県一般会計補正予算」など、24件あった。
代表質問、一般質問では、大雨災害対応をはじめ、行財政、原発、福祉・医療、農林水産、交通政策、教育などに幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた常任委員会、連合委員会でも、活発な質疑が交わされた。
この結果、知事提出議案のうち、継続審査とされた令和3年度普通会計決算議案1件のほかは、継続審査とされた令和3年度企業会計決算関係議案8件を含め、いずれも原案どおり可決、認定又は同意された。
議員提出発議案は、「北朝鮮によるミサイルの発射に抗議する決議」、「拉致被害者全員の即時帰国の実現を求める意見書」、「地方財政の充実・強化に関する意見書」、「私学助成の拡充に関する意見書」、「雪寒法による次期五箇年計画を早期に策定するとともに除雪事業等の予算確保を求める意見書」、「世界平和統一家庭連合等の高額献金要求等の被害防止及び被害者救済措置の迅速な実施を求める意見書」の6件が全会一致又は賛成多数で可決された。
請願・陳情は、8件が審査され、採択1件、不採択2件、残り5件が継続審査とされた。
なお、県民への新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本会議及び連合委員会は、密集・密接を避けるため、可能な限り左右を空け、かつ前後に重ならない座席での傍聴を要請し、各委員会は一般傍聴の自粛を要請した。また、議場での飛沫拡散防止のため、演壇、議長席及び進行係の議員席に卓上パーテーションを設置し、発言の際もマスクは原則着用とした。
会期23日間にわたった9月定例会は10月18日に閉会した。
【9月定例会採決の様子】