本文
議会報第252号(令和5年5月臨時会・6月定例会 概要)
改選後初の議員協議会は、5月9日議場において開催され、楡井辰雄前議長を座長に選出し、議員の自己紹介に始まり、知事のほか幹部職員のあいさつが行われた。次いで議事に入り、議員クラブの設置を決定して閉会した。
議会構成のための5月臨時会は、5月22日に招集され、石井修臨時議長のもとで知事あいさつに続き、議席の指定後、正副議長選挙が行われ、楡井辰雄議員が議長に、青柳正司議員が副議長にそれぞれ選任された。次いで、議会運営委員会の委員定数を決定した後、委員並びに正副委員長を選任した。また、常任委員会の委員並びに正副委員長の選任、特別委員会の設置及び委員並びに正副委員長の選任を行った。
次いで、知事提案の監査委員の選任に同意し、議員提出発議案の「新潟県議会議員の議員報酬、期末手当及び政務活動費の特例に関する条例」は全会一致で可決された。会期を2日間残し5月臨時会は閉会した。
6月定例会は、6月27日に招集された。
知事提出議案は、本県独自の少子化対策及びエネルギー価格・物価高騰等の影響を受けている生活者及び事業者に対する支援に必要な経費等として、総額81億円の予算を増額する「令和5年度新潟県一般会計補正予算」など、17件であった。
代表質問、一般質問では、行財政、福祉・医療、原発、農林水産、交通政策など県政の諸課題について幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた連合委員会、常任委員会でも、活発な質疑が交わされた。
この結果、知事提出議案は、いずれも原案どおり可決、承認又は同意された。
議員提出発議案は、「拉致被害者全員の即時帰国の実現を求める意見書」、「最低賃金の引上げ等を求める意見書」、「軽油引取税の課税免除措置の継続を求める意見書」、「物価高騰下における酪農支援策の拡充を求める意見書」の4件が全会一致で可決された。
請願・陳情は、7件が審査され、採択2件、不採択4件、残り1件が継続とされた。
なお、令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類感染症へと移行したことに伴い、5月9日以降の県議会を傍聴される場合、マスクの着用や入室前の手指消毒については傍聴される方の判断に委ねることとした。
会期18日間にわたった6月定例会は7月14日に閉会した。
6月定例会採決