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令和4年2月定例会(陳情第10号)
第10号 令和4年2月14日受理 厚生環境委員会 付託
「感染者数」報道、広報のありかたに関する陳情
陳情者
(要旨)テレビからは毎日のように「感染者数」が流れ不安になるが、「感染者数」だけが大切な情報なのか。
令和2年6月18日、厚労省新型コロナウイルス感染症対策推進本部から「新型コロナウイルス感染症患者の急変及び死亡時の連絡について」が各都道府県などに出されている影響で、原因が交通事故や他の死亡原因でも、死亡後の検査で「陽性」が認められた場合、新型コロナの死亡者にカウントされている。死亡者数は正確な数字ではない。このことは厚労省に確認しても「死亡者数は正確ではない」と回答頂いている。このことから、豊中市保健所では、若い世代にも利用が多いTwitterを利用して、「豊中市保健所【公式】」で、近々の新規陽性者の中から4人の死亡者の詳細を報告している。
「4人の死亡報告を受けました。全て高齢者施設の80歳代から90歳代。調査できた3人は、「蘇生の希望無し」かつ「直接の死因はコロナではない」が共通です。」と言う内容である。「感染者数」だけを報道する内容より、印象が違ってくると思う。
今、検査をせず医師の判断で「疑似症感染者」と診断され、「感染者」にカウントされている場合もある。花粉症の症状や、普通の風邪と見分ける事が難しいと言われている中で、検査せず「感染者」としてカウントすることは、信憑性を欠き、「感染者」数を増やすだけに思われる。
「無症状感染」と言うものが心配されるため、 症状が無くても「陽性」が出れば、医師の診断を経て「感染者」となるケースもある。発症している患者と同等に扱って「感染者」とカウントすることが本当に妥当なのか。
県内では、ワクチン接種率90%を超えてもなお感染が広がっているという事だが、ワクチン接種済みの方が、どれだけ感染し、重症、死亡しているのか。効果の検証はされているのか。
不安を煽るような情報だけでなく、県民が安心できる情報発信のあり方を求める。
ついては、貴議会において、次の事項に配慮されたい。
1 HPだけではなく、若い世代の利用が多いSNS等を利用して情報発信すること。
2 「感染者数」だけでなく、「死亡率」「重症率」「回復率」を合わせて発信すること。
3 「無症状」の人が、他に感染させると言う根拠を示すこと。
4 3の根拠が示せない場合、「無症状者」を、「感染者」にカウントしないこと。
5 「疑似症者」を「感染者」にカウントしないこと。
6 県内の死亡者65人の内、直接の原因がコロナ死以外の者が何人いるのか公表すること。
7 ワクチン接種の効果を検証し公表すること。
8 「感染者」「死亡者」「中等症者」の内、ワクチン接種済の者が何人いるか、合わせて公表すること。