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令和4年6月定例会(産業経済委員長報告)
令和4年6月定例会 産業経済委員長報告(8月2日)
委員長 冨樫 一成
産業経済委員会における付託案件等の審査並びに調査の経過と結果について、御報告申し上げます。
まず、産業労働部関係として
いわゆるインボイス制度の導入に当たっては、未登録の事業者が取引で不利に扱われる懸念があるにもかかわらず制度理解が進んでいないので、関係団体と連携のうえ一層の周知を図るべきとの意見。
次に、農林水産部関係として
小麦については、国内の自給率が低いうえ現下の世界的な穀物需給のひっ迫によりさらなる需要が見込まれるので、国の支援策の活用や技術指導などにより県内での生産を一層拡大すべきとの意見。
次に、農地部関係として
ほ場整備に係る事業費については、国の補正予算により財源を工面している実態があり安定的な予算の確保が見通せないので、着実な事業進捗を図るため当初予算の十分な確保に努めるべきとの意見。
以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、請願の審査結果について申し上げます。
請願第3号については、急激な引き上げは、企業経営への負担が大きく雇用への悪影響の恐れがあり段階的な引き上げとすべきであり、雇用対策の充実や中小企業の生産性向上への支援など総合的な対策が必要なため、不採択とすべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「食料安全保障の確立等を求める意見書」、「地方における雇用対策等の充実を求める意見書」及び「最低賃金の引上げ等を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。
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