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令和6年11月18日午前8時35分頃、上越保健所管内の医療機関から上越保健所に、有毒植物による食中毒と思われる症状を呈した患者1人を診察した旨の連絡があった。
当所が調査した結果、11月17日に上越市住民が自宅で保管していた「スイセン」の鱗茎(球根)を「サトイモ」と誤ってみそ汁に調理し、午前6時30分頃から自宅で1人で食べたところ、同日午前6時50分頃から吐き気、おう吐、下痢等の症状を呈し、同日午前9時30分頃、当所管内の医療機関を受診し、入院したことが判明した。
当所が患者宅の未調理品の残品を専門家に鑑別依頼したところ、有毒植物のスイセンの鱗茎であることが判明したこと、患者の症状がスイセンによる中毒の症状と一致すること及び医師から食中毒の届出があったことから、スイセンによる食中毒と断定した。
なお、患者は快方に向かっている。
新潟県報道発表資料(令和6年11月19日) [PDFファイル/679KB]
(特徴)
・園芸品として色や形の異なる多くの種類があります。
・多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多くあります。
・葉の部分はニラと間違えて食べた例が多く報告されています。
・鱗茎はタマネギと間違えて食べた例が報告されています。
(スイセン(鱗茎))
有毒植物による食中毒に注意!(上越地域振興局健康福祉環境部のページへリンク)
・種類の判定ができないきのこは「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」
・植物の球根は野菜と形状が似ているものがあります。保管する時は野菜とは別にし、調理前にもう一度確認しましょう。
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