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技術職員先輩メッセージ2
航空整備士
現在の仕事について教えて下さい。
航空隊の航空整備士として、整備・運航・事務の大きく分けて3つの業務を行っています。
整備は配備された3機のヘリコプターを点検整備し、航空法で定められている整備完了後の確認行為を行います。運航は機体に同乗し、HOISTオペレーターとしての救助活動や、上空からの災害調査等を行います。事務は機体の点検計画、部品調達などを行っています。
※HOIST:救助用ウィンチ
航空整備士を志望した理由を教えて下さい。
航空整備士の養成専門学校時代に「航空整備士として働きながら、直接的に人の役に立つ職種に就きたい」と思っていました。数多くある職種の中で、機体に同乗して仕事を行うのは官公庁の中でも警察の特徴でもあったため、志望しました。
航空整備士の魅力について教えて下さい。
整備作業はグループで行います。不具合の解消や重整備を行った時など、達成感を一人ではなく全員で共有できる所に面白みがあります。
機体は海外製であるため、整備に使うマニュアルは英語で書かれています。また、不具合や疑問点などのサポートを商社経由でメーカーの外国人技術者から受ける機会があります。日本に居ながら外国人と仕事が出来たり、海外で講習を受けたりとグローバルな仕事が出来るところも魅力です。
航空整備士として働く上で心掛けていることを教えて下さい。
正直であり誠実であること。人が行うことにミスは付き物ですが、そのミスを速やかに全員に共有し早期にリカバリーをすることが重要だと考えています。
整備作業でも運航業務でもチームで動きますので、お互いに意見を出せるような雰囲気作りに努めています。
航空整備士として働く上でやりがいを感じた出来事を教えて下さい。
機体トラブルで飛行できない状況の中、不具合の兆候を把握し復旧させ、その後の事案に対応できた時は達成感を感じました。
震災による災害派遣では救助任務を多く行います、被災者の安堵の表情が見れるところにやりがいを感じます。
リフレッシュ方法を教えて下さい。
体を動かすことです。趣味のバドミントンや昼休みにウエイトトレーニングをして身体的にも鍛えています。
秋には職場の同僚とキャンプへ行き絆を深めています。
現在就職活動を頑張っている方にメッセージをお願いします。
多くの就職先があり迷っていることと拝察します。民間も含め、どの会社に就職したとしても航空整備士としての成長はいくらでもできると思いますが、警察は社会貢献の面では非常にやりがいのある職種だと思います。ぜひチャレンジ精神をもって希望していただきたいと思っております。