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株式会社コルシー
ITテクノロジーと専門医による心電図解析オンラインサービス「CORSHY(コルシー)」を展開する株式会社コルシー。現場で働く医師からの声をもとに、医師不足という深刻な課題、IT化による業務効率化など、心電図を軸としたサービスで、医療業界のあらゆる問題に向き合っています。
コルシーは2023年4月に新潟市に進出し、新潟県最大級のイノベーション施設でもある「NINNO(ニーノ)」にオフィスを開設しました。今回は代表取締役の堀口航平さんに、コルシーの事業内容から新潟に進出した経緯、今後の展望についてお聞きしました。
目次
- 独自のサービスで医師業界の課題にアプローチ
- 共存と独立を図れる「NINNO」という環境
- 離島や僻地の医療をバックアップ
- 群馬と新潟は、フットワークが軽くなる絶妙な距離感
- 医療と起業、双方の課題解決を目指して
独自のサービスで医師業界の課題にアプローチ
心電図の解析サービスで
医師不足の解消の一助に
全国各地で社会的な課題とされている、医師の人材不足。少子化が進むにつれ、地方においてはますます深刻化されるともいわれています。
その中で、医師不足という課題解消と、医師向けに独自に開発したオンライン診療ツールを用いた医療サービスを実現しているのが株式会社コルシーです。
コルシーは群馬県高崎市出身の堀口航平さんによって2018年に創業し、2023年4月に新潟に進出しました。
堀口さんの地元である高崎の医師数人と共に、新潟や全国各地の医療業界が抱える問題にアプローチしてきました。
その中でもコルシーが特化しているのが、心電図遠隔判読サービス「CORSHY (コルシー)」。健診や診療を問わず、心電図のデータを送るだけで、循環器の専門医が判読を行い、結果や所見をデータ入力して、各々の病院やクリニックに返すというものです。
心電図検査のニーズを多く抱えながらも、それをさばくことができない病院の体制や、心電図は紙に印刷されるという特性上、結果入力にコストがかかるといった点、心電図の判読を外部の医師に外注しなければならないといった、さまざまな課題を解決するコルシー独自のサービスです。
心電図は月に10,000件以上の判読の依頼があり、コルシーが委託する循環器内科のスペシャリスト数人が判読。最短1日で結果が出るといった迅速な対応、月1枚から対応可能であること、紙の心電図のやり取りやデータ化など、多様なニーズに応えています。
「医師業界はデジタル化が進んでいるようで、心電図などは紙でのやりとりが今も一般的であるのなど、意外とアナログなんです。無理にデジタルに対応していくよりも、今あるアナログの部分に対応できるように、こちらの仕組みを寄り添わせています。もちろん、コルシーのサービスを機に、デジタル化やDXを検討したいという病院の方々には、そういった支援も行っています」。
株式会社コルシー<外部リンク>
住所
本社・メディカルラボ/群馬県高崎市下之城町584-70産業創造館2F
ビジネスセンター/新潟県新潟市中央区笹口1-2プラーカ2 NINNO+ 1階
URL
https://corshy.co.jp/