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株式会社エイトビット
『転生したらスライムだった件』や『ヤマノススメ』、『魔法科高校の劣等生』など、数々の人気作を手がける、株式会社エイトビット。2022年10月放送開始の日本最強のストライカーを育てるサッカーアニメ『ブルーロック』を担当するアニメ制作会社です。そんな話題作を数多く手がけるエイトビットが、2021年11月に新潟にアニメスタジオを設立。東京一極集中からの脱却を目指す中で新潟市を選んだ理由は、都内からのアクセスの良さ、新潟県や新潟市のアニメ文化の浸透度、県の補助制度の充実度だったといいます。「新潟でアニメの仕事をしたいと思っている人の一助になれば」。そう語るのは商品開発室課長の淡路徹さん(写真左)と新潟でプロデューサーを務める金子真枝さん(写真右)。新潟スタジオを設立した経緯から、遠隔での仕事方法、アニメ文化が根づく新潟で会社として目指したい未来まで幅広く伺いました。
目次
- 作画と全体の進行管理を担当する、アニメ制作会社
- アニメ文化が根づくまち・新潟
- 遠隔で作画を担当する、新潟スタジオ
- 大好きな信濃川の景色をコンテンツに
- 新潟にエイトビットが進出した意義
作画と全体の進行管理を担当する、アニメ制作会社
安定したクオリティで
誰もが納得できる作品づくりを
アニメ制作会社として、企画から一貫して携わるエイトビット。アクションを臨場感たっぷりに見せたいのか、キャラクターを魅力的に深堀りしたいのかなど、何を主題に置いた作品にするかを議論し、作品の枠組みを決めるところから担当しています。
アニメ制作は、最初にコンセプトや主要スタッフを決める企画から始まり、大まかな流れをまとめたプロット、各話の脚本を執筆するシナリオ、キャラクターデザインや作品全体のテイストを決めるデザイン・設定を経て、場面ごとの絵コンテへ入ります。そしてようやく各カットの絵を描く作画へと繋がっていくのです。アニメ制作には監督や脚本、美術監督など数多くの会社やスタッフが関わるもの。そのなかで作画を担当し、必要に応じて社外のスタッフとも協力しながら作品全体をディレクションするのが、アニメ制作会社の役割です。