【三条】創業50年三条のソウルフード　ひな鳥の『半羽から揚げ』

印刷文字を大きくして印刷ページ番号：0642052 更新日：2024年2月27日更新

『県央地域の魅力を探す探検記』の「揚げ物」特集というのに、どうしてアレを取り上げないんだ！とお怒りのみなさま、たいへんお待たせいたしました。
『揚げ物を探る』の第4弾は、県央地域を中心に4店舗を構えるひな鳥金子の『半羽から揚げ』！
カレー味のジューシーな旨味が思い浮かぶ三条のソウルフード。『半羽から揚げ』の魅力を探ります。

かぶりつくとアツアツの肉汁がジュワ～！つかんだ指まで旨い、ひな鳥の『半羽から揚げ』

『半羽から揚げ』のルーツはここから　ひな鳥金子本成寺店

本成寺近くの住宅街にある　ひな鳥金子本成寺店

三条市にある法華宗総本山本成寺から歩いて約10分。住宅街の中にひな鳥金子本成寺店があります。
住宅街の通りを歩いていると、カレー揚げのいい匂い！引き寄せられるように匂いをたどって行ったら、お店に着きました。
入り口にある「ひな鳥金子」の赤い文字の看板と「一生懸命営業中！」の札で期待度はMax！　はやる気持ちを抑えきれず、お店の中へ突撃！

店内の様子
昭和レトロな雰囲気が落ち着く店内

厨房ではテキパキと調理が進められていました

店主の金子さん　にこやかにお店のことを教えてくれました

昭和50年に「ひな鳥金子」を今は亡きご主人と一緒にここで開店し、来年で50周年を迎えます。もともと鶏を飼うことが好きだったご主人が養鶏場を始め、農協や精肉店に鶏肉を卸していたところ、ご自分でも鶏肉を提供する飲食店をやりたいと一念発起！
どのようなものを出したら喜ばれるのか、親戚など周りの方たちに相談しながら試行錯誤を重ねた末に、三条のソウルフードとなるカレー味の『半羽から揚げ』を考案したのだそうです。
開店当時、まだ子供だった方が、その子供や孫を連れて来てくれたり、帰省の際に寄ってもらって、「やっぱりここの『半羽から揚げ』を食べなきゃ！」と言ってくださるのが一番嬉しいと笑顔で話してくれました。

養鶏から『半羽から揚げ』まで、こだわりの自社生産

金子店主のおすすめは『半羽から揚げ』

4つに切ってから揚げる「ブツ」はお手軽

カット
揚げてから切り分けることも可

店主のおすすめはやっぱり『半羽から揚げ』！カリッとした表面と柔らかくジューシーな鶏肉の両方を楽しんでいただきたいそうです。
大人数で食べるなら、4つに切り分けてから揚げる「ブツ」も食べやすくて人気です。
また、揚げてから切り分けるなど、お客さんのお好みに応じていかようにも対応できます。

お店で提供される『半羽から揚げ』用の鶏はすべて自社の養鶏場で飼育されたもの。
鶏の一番おいしくなる成長具合を見極めてひな鳥を処理、味付けしたものを各店舗に卸しているそうです。
一貫した自社生産で安心・安全とともに、味の安定も図られています。

おつまみ、テイクアウトも人気

おつまみ一番人気の「もつ煮込み」

豊富なテイクアウトメニュー

リーズナブルなメニューでお財布に優しい

「クリスマスイブには数百とか出るんですか？」とお聞きしたところ、「単位が違うよ。」とニッコリ。その日だけはテイクアウトのみの営業だそうです。お店の前が大渋滞になることもあるそうで、ご予約の際はお早めにどうぞ。

開店は午後3時30分。これならテイクアウトして、夕飯に十分間に合いますね。
少し早い時間から飲みたいというお客さんも結構いらっしゃるようで、喜ばれているとのこと。

おつまみには、「もつ煮」や「焼き鳥」、「鳥汁」などが人気があり、〆の「そば」も結構出るそうです。
『半羽から揚げ』やおつまみをたっぷり食べて、飲んでもお財布に優しいお値段にも感謝です！

取材前には、「法華宗総本山本成寺」にちょっと寄り道

取材の道中、地名にもなっている三条市西本成寺の「法華宗総本山本成寺」に寄りました。

本成寺　本堂

本堂にはたくさんの彫刻が見られます

三門（山門）、鐘楼なども見ごたえあり

法華宗の総本山である本成寺は、1297年(永仁5年)に日印上人によって創建されました。およそ6,000坪の境内には、本堂・客殿・鐘楼・千仏堂等があります。
越後のミケランジェロとも言われている幕末の彫刻師「石川雲蝶」は晩年、ここで数々の作品を残しました。
今回は、石川雲蝶の作品を見つけることができませんでしたが、本堂などにたくさんの立派な彫刻を見ることができました。