ページ番号を入力
本文
橋にはどんな種類(しゅるい)があるのかな?それに専門用語(せんもんようご)がむずかしくてわからない!そんな疑問(ぎもん)にお答えします。
橋のはじまりについて、はっきりしたことは分かっていません。自然(しぜん)に倒(たお)れた木をつかった丸木橋(まるきばし)であったり、川に飛(と)び石を置いただけのものだったと考(かんが)えられています。
その後、技術(ぎじゅつ)がすすみ、鉄(てつ)やコンクリートといった新しい材料(ざいりょう)が開発(かいはつ)されました。それによって橋は進化(しんか)をつづけ、現代(げんだい)に見られるような大きな橋を架(か)けることができるようになったのです。
橋には、その目的(もくてき)、形(構造(こうぞう))、材料などによりいろいろなわけ方があります。
その他にも、道路(どうろ)の位置(いち)によるわけ方や橋が動(うご)くかどうかによるわけ方があります。
私たちがいつも渡(わた)っている橋はいろいろな部品(ぶひん)があつまってできています。どのような部品があるのか見てみましょう。
人や自動車などのおもさを直接(ちょくせつ)支える橋の上の部分をまとめた呼び名
上部構造を支える橋の下の部分をまとめた呼び名
上部構造ぜんたいの重さを支え、その力を下部構造につたえる部材(ぶざい)
橋の上の人や自動車などの重さを主桁(しゅげた)や橋脚(きょうきゃく)につたえるための板
上部構造にかかった重みを下部構造につたえるために橋台(きょうだい)や橋脚につける部品
桁の温度によるのびちぢみを吸収(きゅうしゅう)するクッションにような部品
橋の重みを地面に伝え、橋を支える部分
橋の両(りょう)はじにあって、橋を支える部分
上部構造を支える橋のあしの役割(やくわり)をする部分
橋全体の長さ
支承と支承の間の長さ
橋脚の中心と隣の橋脚の中心(ちゅうしん)の長さ、橋脚の中心と橋台の前面(ぜんめん)の長さ
「橋の分類」でも説明(せつめい)したとおり、橋の形はさまざまです。
その形にはそれぞれよい点と悪い点があり、橋の大きさ、地面(じめん)の種類(しゅるい)、周(まわ)りの環境(かんきょう)などからどの形にするか決められます。ここでは形によって分けた橋を6つ紹介(しょうかい)します。
橋の重(おも)さを桁で受け、それを橋台(きょうだい)、橋脚(きょうきゃく)で支(ささ)える橋です。一番簡単(かんたん)な形で、よくもちいられます。
「ラーメン」とはドイツ語で「骨組(ほねぐ)み」の意味(いみ)があります。橋桁と橋脚が1つになった形の橋です。狭(せま)い谷をまたぐ橋や、高速道路(こうそくどうろ)をまたぐ橋などに多く見られます。
アーチの形(上向きに弓なりの曲線)を使って橋の重さを支える形の橋です。昔から使われている形のひとつで、力の計算的にも見た目にも優れた橋の形です。
塔(とう)の間を渡るメインケーブルからたらされたロープで桁を支えるつくりの橋です。長い橋に向いており、見た目に優れた橋です。
塔からななめに張(は)ったケーブルを橋桁に直接(ちょくせつ)つないで支えるつくりの橋です。吊り橋のつぎに長いスパンの橋を架けるのによい橋です。
橋桁を「トラス構造(こうぞう)」で強くした橋です。トラスをもちいると変形(へんけい)しにくく、少ない材料で長い橋をつくることができます。