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道路事業の概要

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0380278 更新日:2022年8月2日更新

管内の道路

 管内の道路網は、関東方面と関西方面に伸びる高速自動車道(関越・北陸自動車道)と主要幹線(一般国道17号・8号・116号)を骨格に、信濃川両岸の連携を強化するラダー(はしご)型の道路と、長岡市街地を中心として放射状に伸びる道路と拠点地域間を連絡する道路で構成されています。

長岡地域の道路網地図
管内の道路パターン

管理道路の概要

 地域整備部が管理する道路は、一般国道(8号、17号、116号を除く)、主要地方道および一般県道です。
 令和2年時点で116路線、延長約963kmとなっています。

(令和2年4月1日 現在)
      種類別    
区分 路線数 実延長 道路 橋梁 トンネル 改良率 舗装率
        延長 延長    
    (km)

(km)

  (km)   (km) (%) (%)
一般国道 8 237.6 217.5 179 10.4 12 9.7 95.3 98.0
主要地方道

21

274.7 263.4 192 5.3 12 6.0 88.1 97.8
一般県道 87 450.7

444.2

234 4.9 4 1.5 77.3 95.5
116 963.0 925.1 605 20.6 28 17.3 84.8 96.8

整備の概要

 道路整備の特徴として、管内中央部を流れる日本一の大河・信濃川により隔てられている両岸地域の連携強化、長岡地域の拠点性の向上、さらには長岡市中心市街地と長岡市周辺市町及び各支所などの地域拠点間における交流の活性化などを図るため、国道や主要地方道の整備を積極的に進めています。また、気候変動の影響により激甚化・頻発化する自然災害から地域住民のいのちと暮らしを守ることも重要です。このため、防災・減災対策を推進するとともに、緊急輸送道路の多重性(リダンダンシー)の確立など、災害時の道路交通の確保の観点からも道路整備を進めています。
 少子高齢化社会に対応した、安全・安心に通行できる道路空間を確保するため、通学路の安全対策を重点的に取り組むとともに、電線共同溝の整備にも努めています。
 管内の中山間地には特徴ある風土・文化を有している地区が多く、「住んでよし、訪れてよしの新潟県」を実現するためにも、これら地域固有の文化風土を活かした地域づくりを支援するため、地域基盤の強化や交流を促進する道路整備を進めています。
 管内は豪雪地帯のため冬期間の交通確保が重要課題となっており、冬期間における確実な道路交通を確保するため、道路除雪の充実のほか消雪施設の維持更新、雪崩防止施設の整備にも努めています。

都市基盤の強化、都市機能の高度化

ラダー型道路網の整備

 信濃川によって東西が分断されている長岡市では、橋梁部橋詰で朝夕に交通渋滞が発生しています。都市交通の円滑化、長岡市の拠点性の向上を図るうえでの大きな課題であり、早急な対応が必要となっています。
 ラダー はしごの意味。信濃川の両岸に伸びる南北道と信濃川を横断する道路ではしごに見立てている。

長岡東西道路フェニックス大橋
長岡東西道路

主な事業箇所

           上条改良 開通後の交通状況のお知らせ

良好な市街地の形成
 地上にはりめぐらされた電線類を道路の下に収めることにより、美しい街並みが形成されます。また道路の見通しが良くなり、信号機や道路標識が見やすくなるなど、交通の安全性が向上します。さらに台風や地震といった災害時に、電柱が倒れたり、電線類がたれ下がるといった危険がなくなります。

電線地中化事業後の様子(長岡市四郎丸)
電線共同溝整備事業(長岡市四郎丸)

主な事業箇所
一般国道352号 四郎丸電線共同溝整備事業

効果的なネットワーク形成

長岡市から周辺市町村への放射状道路の整備
 ラダー型道路網から周辺市町村へのアクセスを向上させ、周辺市町村がより高い都市機能を共有できるよう整備を行います。

 

周辺市町村間を連絡する道路の整備
 見附市街地と長岡市をむすぶ通勤・通学路として利用されている路線です。道路改良により、安全に通行できるよう整備を進めています。

事業前の見附下新町線の様子。狭い道路幅で自動車と歩行者が通行しており非常に危険な状態。
長岡都市計画道路事業3・4・103見附下新町線 瑞祥橋架替工事

主な事業箇所
都市計画道路3.4.103 見附下新町線

 

(参考)

管内の道路開通予定

 

克雪対策の充実

冬期間の危険を防ぐ
 管内市町村はすべて特別豪雪地帯に指定されており、冬期間の交通確保が民生安定のうえで重要な課題となっています。特に、栃尾地区、山古志地区の中山間地では小規模ながらも雪崩危険箇所が多くあり、雪崩防止施設の整備が急がれます。

整備中の雪崩防止施設

なだれ防止柵設置工事

事業箇所 一般国道291号 長岡市山古志東竹沢

雪国の暮らしの充実に向けて
 機械による除雪のほか、昭和38年から始まった消雪パイプが市街地に布設されています。また、栃尾地区では流雪溝が市街地に面的に整備され、しっかりとした管理体制のもと住民による投雪作業が行われています。
 このほか、歩道除雪も近年、通学路を中心に実施延長を伸ばしています。

歩道除雪
除雪実施状況(一般国道352号線山古志種苧原付近)

安全で快適な、人にやさしい道

歩行者への配慮
 歩行者の安全な通行を確保するため、歩道整備を進めるとともに、より快適な歩行空間を確保するため電線などの地中化整備、また、高齢者、障がい者の方々の支障となる支障となる段差の解消など、歩道のバリアフリー化の整備にも力を入れています。


整備中の通学路

歩道整備後の通学路

事業箇所 主要地方道長岡見附三条線 長岡市浦瀬

 

安全に利用できる道路
 道路を利用される皆さんが安全に通行できるよう、道路の維持管理に力を入れています。

  • 道路パトロールを実施し、路面や斜面に危険が無いよう監視しています。
  • 標識、ガードレール、視線誘導標など道路付属施設の設置や修繕を行っています。
  • 道路の災害復旧も迅速に対応しています。

機械による除草作業の画像
機械による除草作業

消雪・排雪施設のリンク

消雪(しょうせつ)パイプ

流雪溝(りゅうせつこう)

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