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新潟県が発注する建設工事における良質な施工の確保、県内建設業者の資質の向上を目的として、新潟県優良工事表彰、優秀技術者表彰の制度があります。
令和3年度の表彰式が、令和3年11月9日(火曜日)に新潟ユニゾンプラザで行われ、新津地域整備部発注の工事1件が優良工事、その工事の技術者1名が優秀技術者として選定され、知事表彰を受賞しました。
工事名:3・4・5東南環状線広域連携(物流街路)橋梁下部(寺沢)工事
受賞者:第一建設工業株式会社
工事名:3・4・5東南環状線広域連携(物流街路)橋梁下部(寺沢)工事
受賞者:今野 一雄
工事着手前
工事完成
授賞式後、優秀技術者賞を受賞された今野様が新津地域整備部長に報告に来られました。施工時の工夫や苦労された点について話を伺いました。
当工事は、五泉市寺沢地内において3・4・5都市計画道路東南環状線がJR磐越西線を跨ぐ道路橋の南側橋台新設工事です。
現場はJR磐越西線に近接し、列車運行に支障をきたす可能性のある作業内容があり、JR東日本と綿密な協議を行い、列車の安全運行を確保した施工に取り組みました。
施工個所はJR磐越西線・一般住宅地・市道及び東南環状線関連工事に挟まれた非常に狭いスペースでした。関連工事施工業者と定期的に打合せを行うとともに、地元の皆様に情報発信を行いながら、狭いスペースを効率的に活用して施工を行いました。また、隣接する住宅地との境界部には、仮囲いを設置して騒音・粉塵防止等に配慮しました。
当工事は冬期施工となったことから、橋台全体に屋根を設置し降雪等の悪天候時でも作業が行える対策を取りました。しかし、今冬は予想以上の大雪に見舞われて屋根や現場周辺の除雪には苦労しましたが、工程に遅延は生じませんでした。
打設したコンクリート量は約900立方メートルですが、品質確保と耐久性向上を図るため、発注者と様々な提案協議や創意工夫に取り組みました。厳寒期での打設がメインであり、養生等には苦労しましたが、ひび割れ発生もなく仕上がり状態の良いコンクリート構造物を構築することができました。
地元の皆様に対しては、工事内容等を毎月の工事回覧板、開設したホームページにより、工事情報を発信し、現場のPRに努めました。また、工事現場が市道に面していたことから、あえて現場内が見える立入り禁止柵を設置し、現場の進捗状況の見える化を図り地元関係者から好評をいただきました。
工事現場での受賞者(右)