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新潟県では、近年の激甚化・頻発化する豪雨災害に対し、主体的な避難行動により人命を守るため、学校教育を通じて家庭や地域にマイ・タイムライン※が普及することを目的に、「新潟県マイ・タイムライン教室」を行っています。
「マイ・タイムライン」とは、洪水や土砂災害のような進行型災害が発生した際に、「いつ」、「何をするか」を整理した防災計画のことで、豪雨時に住民一人一人がとる防災行動を時系列に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。
「新潟県マイ・タイムライン教室」では、座学やグループワークを通じて、災害に関する基本的な知識や安全を確保するための避難行動を学びながら、避難行動計画(マイ・タイムライン)を作り上げるものです。
新潟地域振興局地域整備部では、新潟市立宮浦中学校の1年生(147名)を対象に、NPO法人日本防災士会新潟県支部の御協力のもと、9月30日と10月21日の2回にわたり「新潟県マイ・タイムライン教室」を行いました。
「第1回 災害や自分の住む地域の特徴と、ハザードマップを学ぼう」
自分が住んでいる新潟市の特徴や、過去の災害と防災施設についての説明を聴き、災害から身を守るための方法と災害リスクの高い地域を示したハザードマップの見方を学習しました。
「第2回 警戒レベルの意味を理解し、マイ・タイムラインを作ろう」
河川情報や気象情報等で発表される警戒レベルごとに、市が発令する避難情報や、その時に取るべき行動の組み合わせをゲーム形式で考え、これらの避難行動につながる情報の調べ方を学習しました。
参加した生徒の皆さんからは、「事前の準備や避難時の行動が自分の命を左右することがわかった。」、「警戒レベルごとにどんな行動をとるべきなのかわかりました。」、「自分だけが防災に関心があっても、家族がわかっていなかったら助け合うことができないから、家族で防災について話し合いたいと思いました。」などの感想をいただきました。
また、NHKのテレビニュースで第1回目の様子が放送されるなど、広く県民の皆様に知っていただく良い機会となりました。
今後も、「マイ・タイムライン教室」を実施し、災害発生時の「逃げ遅れゼロ」を目標に、自分の命は自分で守り、率先して安全を確保するための行動ができる人が一人でも増えるようにこのような防災学習に取り組んで参ります。
なお、マイ・タイムライン教室の相談は、以下の問い合わせ先までご連絡ください。