ページ番号を入力
本文
三条地域振興局では、全国屈指の地場産業集積地帯である「ものづくり」に関わる高度熟練技能者を「にいがた県央マイスター」に認定し、ものづくりの技術・技能を次の世代に継承し、地場産業の振興に貢献する活動を支援しています。
その1つとして、マイスター自らが企画する、ものづくり体験教室「にいがた県央マイスター塾」を開催しましたので、その様子をお知らせします。
三条を代表する「伝統的鍛冶技術体験!」
「ものづくりのスゴ技と楽しさ」を皆さんに体験してもらいました。
受講者へ「にいがた県央マイスターカード」をプレゼントしています。
一日鍛冶職人となって、世界で1つ、自分だけのアウトドアナイフを作ります。
令和5年10月15日(日曜日) 9時00分~16時00分
三条鍛冶道場<外部リンク>
三条市元町11-53
電話:0256-34-8080
小林 由夫(こばやし よしお)伝統的鍛冶技術(利器工匠具製造)マイスター プロフィール |
|
飯塚 時房(いいづか ときふさ)伝統的鍛冶技術(包丁製造)マイスター プロフィール |
|
水野 勲(みずの いさお)伝統的鍛冶技術(鉞製造)マイスター プロフィール |
|
日野浦 司(ひのうら つかさ)伝統的鍛冶技術(鉈製造)マイスター プロフィール |
鍛冶鍛造で、アウトドアナイフづくり
製作するアウトドアナイフの構造や特徴をマイスターから講義していただきました。
火を起こして、コークスが真っ赤になったらナイフを入れて熱します。
まさに”鉄は熱いうちに打て” 最初はこわごわ打っていたのがだんだん慣れてきました。
マイスターの指導を受けながら少しずつナイフの形になっていきます。
グラインダーで荒削りをして形を整えます。
ヤスリを使って仕上げ研磨を行います。
ナイフ全体に砥の粉を塗って焼き入れ。ナイフに”魂”が入る瞬間です。
(真っ赤になったナイフを一気に水の中に入れて急激に冷まします。)
焼き戻しをして硬くなったナイフに粘りを出します。ここで真っすぐになるよう微調整を施します。
グラインダーで刃付けをします。
切れるナイフになるよう、一心不乱に砥いでいます。
一番左が鉄材に鋼を付けたもの。それが世界で1つ、自分だけの「アウトドアナイフ」が出来上がりました。
《受講者の声(アンケート結果から)》
・細かく丁寧に教えていただいて、とてもわかりやすかった。
・また機会があれば参加したい。
・納得できる作品にはならなかったが、家庭内で練習していこうと思います。
・貴重な経験ができ、おもしろかった。
令和4年10月30日 第156回 伝統的鍛冶技術体験「アウトドアナイフづくり」