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新発田市五十公野(いじみの)は、新発田地域振興局のほどちかくにある自然と歴史にあふれた所です。高さ80m前後の山がたくさんあり、「五十峰山(いじみねやま)」と呼ばれていたのが地名の由来という説もあります。
五十公野には古い神社仏閣が点在しており、江戸時代には会津街道の宿場町、新発田、村上への追分の地として栄えました。
さて、五十公野といえば、五十公野公園。アスレチックスや釣りが楽しめる「升潟」、300品種60万本のあやめが咲く「あやめ園」を思い浮べる人が多いと思いますが、今回は、五十公野山の南側にある隠れ癒やしスポットを紹介します。(個人の感想であり、効果・効能を表すものではありません。)
まずはなんと言っても五十公野御茶屋でしょう。新発田藩主の別荘として1655年(明暦元年)に建築したものです。洗練された数寄屋造りで、庭園は「心」の形を模した池や築山のある回遊式の庭園です。幕府の茶道方である縣宗知(あがたそうち)を招き造園させたとのこと。現在の建物は最も整っていた1814年(文化11年)の改築時の姿に復元修理されたもので、国指定名勝にもなっています。訪れる人が少なく、歴代藩主がくつろいだであろう庭園をゆっくりと眺めれば心も癒やされます。入場は無料です。
所在地 :新発田市五十公野字熊ノ沢4926番地
休館日 :月曜日(月曜休日の時は翌日) 12月~3月は、冬季閉鎖期間
公開時間:午前9時~午後4時30分
新発田市役所掲載ページ<外部リンク>
廃藩置県の際、新発田城内にあった溝口家歴代の藩主の霊をまつったお堂を移した神社です。丘の上にあり、五十公野御茶屋庭園と一体となっています。緩やかではあるけど長い階段を、周囲の緑の木々を見ながらゆっくりと登っていくと到着です。これまたとても癒やされます。
所在地:新発田市五十公野5403
新発田市観光協会掲載ページ<外部リンク>
日本で一番古い知事公舎を新発田市が譲り受け、五十公野茶屋の隣に移築、復元した建物です。私邸部分は和風建築、公邸部分は洋風建築になっています。入館は有料です。(現在は事前予約が必要)
所在地 :新発田市五十公野4926番地
見学方法:土曜日・日曜日・祝日を除く2日前までに電話でご予約ください。
電話番号:0254-28-9960(新発田市観光振興課)
新発田市役所掲載ページ<外部リンク>
(現在、経路が荒れているため、注意が必要。参考情報として掲載します。)
五十公野城は、新発田氏の一族である五十公野氏によって築かれた標高50mほどの丘城。上杉景勝に対する反乱で、新発田重家に従い戦った五十公野信宗でしたが、1587年(天正15年)に上杉の軍勢に攻められ落城し、信宗も自刃しました。現在城址には土塁や堀切などの遺構が残っており、本丸跡には大きな城址碑が建てられています。