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国道49号を阿賀町へ向かって阿賀野市の旧安田町エリアを走行していると、久保(北)の信号の道路わきの木陰に、2頭の牛が!
実は、2頭の牛の正体は、当時の下越酪農農業協同組合が1985年(昭和60年)11月に設置した乳牛のモニュメントなのです。
そして、阿賀野市(旧安田町)は新潟県酪農発祥の地なのです。
この牛さんたち、とても大きくてリアリティがあります。
そのため、設置して間もないころ、驚いた人が続出し、「牛が国道に迷い込んだようだ!」とか、「急いで捕まえないと!」とか通報が相次いだとか。そこでどうしたものかと思案した結果、ある人が「周りに柵をつければいいんじゃない?」と。そこで早速、チェーンの柵で囲ったところ通報はピタッとなくなったとのことです。(都市伝説です。)
阿賀野市(旧安田町)が新潟県酪農発祥の地とされるのは、明治の後期、地元の大地主が海外視察をしたところ、日本人の体格を欧米人並みにするには乳製品が必要だと考え、帰路に乳牛3頭を購入し、後に安田ツベタに牧場を開設したことによります。
バターやチーズ等の乳製品は当時の日本では消費は伸びず、牧場の経営は行き詰まったそうですが、大正時代になって地元の飼育農家が「六野瀬地区牛乳販売利用組合」を設立し、再び酪農を開始しました。
その後、食生活の欧米化や生活水準の向上による乳製品の消費の増加に合わせて旧安田町では酪農が広がり、現在も良質な牛乳の生産地として引き継がれています。
ヤスダヨーグルトの前身は、1987年(昭和62年)に、酪農家有志が設立した「安田牛乳加工処理組合」です。生乳を原料とした飲用ヨーグルトの生産にチャレンジし、今ではメジャーなブランドになりました。
工場の向かいにあるヤスダヨーグルトY&Yガーデンでは、ヨーグルトをはじめアイスクリームやスイーツ、パンやオリジナルグッズなども提供していて、多くの観光客が訪れています。
ヤスダヨーグルトY&Yガーデン<外部リンク>
「六野瀬地区牛乳販売利用組合」の初代メンバーの一人が立ち上げた神田酪農が運営するジェラートショップです。隣にある牛舎の牛を見ることができるので、社会見学で訪れる子どもたちも多く、人気スポットとなっています。
みるぱす<外部リンク>