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江戸から明治にかけて北海道(蝦夷)と大阪(大坂)の間を、荷物を売買しながら往来する北前船が胎内市にも寄港していました。
寄港地に息づく北前船の魅力を訪ねる記事を掲載します。
(図)北前船航路図(胎内市教育委員会作成)
江戸時代後期から幕末にかけて廻船業で財をなした桃崎浜の代表的な廻船問屋として、三浦家と藤木家があり、現在も主屋や土蔵などが国の登録有形文化財として所有者の方によって大切に継承されています。
三浦家住宅は明治19年(1886年)に建築され、黒塀に囲まれ凛とした主屋は趣があり、漆で仕上げられた各部屋には職人の技がみられます。藤木家住宅は天保14年(1843年)頃に建築され、規則的に配置された建物正面の美しい格子は風情があり、屋内は三浦家住宅同様に漆で仕上げられ、各所に職人の技がみられます。
また、三浦家、藤木家両家には時代の特色を表す北前船ゆかりの船箪笥や航海道具、陶磁器などの調度品が現在も飾られています。荒川神社に隣接する桃崎浜文化財収蔵庫(※1)で三浦家、藤木家が奉納した国指定文化財の船絵馬を見学した後、三浦家住宅、藤木家住宅(※2)を訪れれば、幕末に栄えた湊町桃崎浜にタイムスリップした気分になること間違いなしです。
※1 観覧を希望される方は、事前に胎内市教育委員会への連絡が必要となります。(電話0254-43-6111)
桃崎浜文化財収蔵庫<外部リンク>
※2 いずれも現在居住されている住宅です。道路沿いから外観を見ることができます。
文責 胎内市生涯学習課 文化・文化財係
写真1 国登録有形文化財「三浦家住宅主屋」(胎内市桃崎浜)
写真2 国登録有形文化財「藤木家住宅主屋」(胎内市桃崎浜)
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