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朝晩の冷え込みが一段と進み、紅葉が見頃の季節となりました。奥山、里山、庭園・公園など情緒あふれる紅葉スポットの「最旬」情報をお届けします。
第1回は、渓谷を色鮮やかに彩る紅葉を楽しむことができる胎内市奥胎内を紹介します。
日本海東北自動車道 中条ICを降りて、国道7号を経由して胎内川に沿って進みましょう。中条ICから約1時間で奥胎内に到着します。途中、胎内スキー場から奥胎内までの渓谷に広がる、見渡す限りの紅葉に圧倒されます。
奥胎内に向かう途中、ダムの放流で巻き上がった水しぶきを見ることができるかも
奥胎内ヒュッテ手前の駐車場に車を停め、足を進めることとしましょう。遠くに飯豊(いいで)の山並みが見えてきます。澄みきった青空と、日差しを浴びて鮮やかな赤や黄の紅葉が満喫できます。飯豊連峰が雪をまとうのも間もなくです。
胎内川源流の飯豊連峰を望む
振り返れば、二王子岳(にのうじだけ)の頂上付近からほうきで掃いたような雲が広がっています。天気は下り坂のようです。一雨一度(ひとあめいちど)、一雨ごとに秋が深まり次の季節がやってきます。
水上橋から二王子岳東斜面を望む
アクセスや奥胎内の魅力等については、http://okutainai.com/<外部リンク>
奥胎内ヒュッテの営業は、11月13日日曜日までです。
視線を下に落とせば、道路の上でブナの実がはじけていました。森の動物たちの大好物です。栄養価が高いことから、これから厳しい冬を乗り越えるための貴重な食料となります。
また、日差しが差し込む森の中では鮮やかな果実が光を浴びて輝いていました。ムラサキシキブの仲間のようです。英名ではJapanese beautyberryと呼称されます。
実は野鳥の餌になり、中の固いタネ(種子)はフンと一緒に排出され、タネが運ばれることになります。
奥胎内から車で約30分、帰りはロイヤル胎内パークホテルに立ち寄ってみましょう。ホテルの敷地内、木々に囲まれた中に古民家風の建物が佇んでいます。「胎内手打ちそば みゆき庵」です。
中に入ると、天井のあかりがノスタルジックな雰囲気で出迎えてくれます。席に着いて天ぷらそばを頼みます。窓からはコナラの木肌が間近に見えるなど、心和む眺めです。
「お待たせしました」、湯気とともにそばが運ばれてきました。柚子の香りが鼻をくすぐります。少し辛めのつゆが、胎内産のそば粉を使い胎内川の伏流水でしめたそばに絡み、おいしくいただけました。からだが温まりました。
詳しくはhttps://royal-tainai.jp/miyukian/<外部リンク>