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身近な自然の中で、四季折々に出会える野鳥と生息する自然環境の魅力を発信する、でかけよう!にいがた阿賀北「野鳥さんぽ」。
第5回目の動画は胎内市奥胎内を取り上げる予定です。ここは、冬期間大雪で道路が閉鎖されるため、初夏から秋にかけて期間限定で訪れることができるところです。
今回は、動画掲載に先立ち、取材の模様をお伝えしながら、「秘境 奥胎内」の大自然と、テラスからの景色が抜群に美しい「奥胎内ヒュッテ」を紹介します。
大自然探索の拠点、奥胎内ヒュッテ
日本海東北自動車道中条インターチェンジで降りて、胎内スキー場方面へ向かいます。スキー場を右手にみて深まりゆく緑を楽しみながら車を走らせていくと、途中で野鳥(看板)がお出迎えしてくれます。ここ、奥胎内は野鳥の宝庫で、赤い色の外観から火の鳥とも称されるアカショウビン、渓流のハンター、ヤマセミ、そして大型のクマタカなどが生息しています。
コノハズク(フクロウの仲間)がお出迎え、遠くに飯豊(いいで)連峰を望む
胎内スキー場から30分ほどで奥胎内ヒュッテに到着、車で行くことができるのはここまで。ヒュッテ右手の木立の中から宇宙人も出迎え、と思ったら、ブナの異形樹でした。
ヒュッテから先へ歩を進めていきます。撮影初日の早朝はまだ雨が残っていましたが、それでもウグイスのさえずりが森の中でこだましています。雨があがると、梢の先でピールリーと美しい声で鳴いているオオルリのオスがいました。野鳥は明け方に、縄張りを主張するためさえずることが多いのですが、この時間帯にまだ鳴いているのは独身で、パートナーを求めてアピールしているとのこと。早くお嫁さんが見つかりますように。
そして、しばらくするとキョロロロロ、キョロロロロ、と渓谷にこだまする声が。くちばしも含めて赤い色と特徴的な鳴き声から、「奥胎内の妖精」とも呼ばれる、アカショウビンです。残念ながら撮影当日は姿をカメラに収めることはかないませんでした。撮影2日目に期待です。
【アカショウビン豆(鳥)知識】
キツツキの仲間は堅い木に穴をあけますが、カワセミの仲間であるアカショウビンは、朽ちた柔らかい木に穴をあけて巣づくりをします。スズメバチの古巣を家にしてしまうこともあるそうです。
梢の先にオオルリ、フルートのような伸びやかなさえずりが渓谷にこだまする
アカショウビンはヒュッテのエレベーターでお出迎えしてくれました
奥胎内の大自然の中に建つホテル、奥胎内ヒュッテは宿泊だけではなく日帰りでも利用できます。
レストラン「アカショウビン」では、欧州風の建物の雰囲気にあった料理を味わうことができます。テラス席での、渓谷を流れる水の音と対岸まで広がるブナなどの木々を眺めながらのランチやカフェは格別です。
昨シーズンの秋メニューで好評だったビーフシチューが、今季は初夏からいただくことができます。また、パスタも秋にはメニュー変更する予定とのこと、紅葉シーズンも楽しみです。
また、早朝のバードウォッチングやブナ林の散策など、大自然を満喫した後に入るお風呂はとても爽やかで気持ちのよいものです。奥胎内の天然水を使ったお風呂で、気分は森の中の露天風呂です。
※日帰り入浴 11時から16時、おとな600円、こども300円
詳細は奥胎内ヒュッテHP<外部リンク>