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十日町地域振興局地域整備部の担当する区域は、新潟県の南西部に位置し、十日町市と中魚沼郡津南町の1市1町です。その面積は760.60平方キロメートルで県土の6.0%、人口は約5.6万人で県全体の2.7%を占めています。
東側には魚沼丘陵、西側には東頸城丘陵が南北に走り、その中央を信濃川が北へ流れ、両岸には雄大な河岸段丘が形成されており、南側は長野県と接しています。また、信濃川に合流する清津川、中津川上流には清津峡に代表される美しい渓谷が四季折々の景観を見せています。併せて、当地域は日本有数の豪雪地帯で積雪深は3~4mにも達します。
交通体系としては、鉄道が南北にJR飯山線、東西に北越急行ほくほく線の路線があります。道路は管内を南北に縦貫する国道117号と東西に横断する国道253号を中心に、国道、主要地方道などの幹線道路網が地域を結んでいます。
十日町地域整備部の管内
新たに管内の道路網の中心となる「上越魚沼地域振興快速道路」は上越市と南魚沼市を結ぶ延長約60kmの高規格道路で、平成12年に十日町市八箇~南魚沼市余川間の「八箇峠道路」8.5kmが国による直轄権限代行事業として着手され、内6.6kmが平成29年11月25日に一部開通しました。又、令和元年には十日町市北鐙坂~十日町市八箇間の「十日町道路」約10.8kmが国による直轄権限代行事業として着手されました。両道路とも早期完成が望まれています。
日本一の大河信濃川と河岸段丘及び東頸城丘陵の山間地からなる当地域は、地形的に急流や浸食の進んだ河川、砂防指定地や地すべり防止区域が多く、土砂災害の発生しやすい地域となっています。このため、災害復旧や防災対策も重要な業務です。
当管内には、全国的に有名な雪まつり、着物のほか、そばや高原野菜、写真家が訪れる棚田スポットや3年ごとに開催される大地の芸術祭など魅力の多い地域です。
(観光情報)
雪まつり 毎年2月第3金・土・日曜日に開催
大地の芸術祭 平成12年から3年毎に7月末~9月上旬に開催(令和6年開催予定)
管内の市町村は、平成16年度までは十日町市、中魚沼郡川西町、中里村、津南町の1市2町2村でしたが、平成17年4月1日に川西町、中里村、東頸城郡松代町、松之山町が十日町市と合併したことから、現在は十日町市と津南町の1市1町です。
区分 | 面積(平方キロメートル) | 人口(人) | 世帯数(世帯) | |
---|---|---|---|---|
十日町市 | 590.39平方キロメートル | 47,620人 | 19,441世帯 | |
旧十日町市 | 212.77平方キロメートル | 33,402人 | 13,577世帯 | |
旧川西町 | 73.55平方キロメートル | 5,553人 | 2,163世帯 | |
旧中里村 | 127.29平方キロメートル | 4,472人 | 1,752世帯 | |
旧松代町 | 90.47平方キロメートル | 2,581人 | 1,192世帯 | |
旧松之山町 | 86.31平方キロメートル | 1,612人 | 757世帯 | |
津南町 | 170.21平方キロメートル | 8,580人 | 3,426世帯 | |
合計 | 760.60平方キロメートル | 56,200人 | 22,867世帯 | |
(人口、世帯数は住民基本台帳による。令和6年4月末時点) |
区分 | 路線数 | 実延長 | 改良済延長 | 改良率 | 未改良延長 |
---|---|---|---|---|---|
(km) | (km) | (%) | (km) | ||
直轄国道 | 0路線 | ||||
県管理国道 |
6路線 |
193.5km | 168.9km | 87.3% | 24.6km |
主要地方道 | 9路線 | 103.7km | 75.0km | 72.4% | 28.7km |
一般県道 | 33路線 | 201.5km | 138.5km | 68.7% | 63.0km |
計 | 48路線 | 498.7km | 382.4km | 76.7% | 116.3km |
区分 | 河川数 | 延長(km) |
---|---|---|
直轄区間 | (1)河川 | 21.5km |
県管理区間 | 103河川 | 388.9km |
合計 | 103河川 | 410.4km |
一級河川計 | 101河川 | 402.1km |
二級河川計 | 2河川 | 8.3km |
区分 | 箇所数 | 面積(ヘクタール) |
---|---|---|
砂防指定地 | 284箇所 | 3,354.75ヘクタール |
(うち、直轄区間) | 18箇所 | 434.57ヘクタール |
(うち、県管理区間) | 266箇所 | 2,920.18ヘクタール |
地すべり防止区域 | 62箇所 | 3,476.55ヘクタール |
急傾斜地崩壊危険区域 | 36箇所 | 59.26ヘクタール |
日本海側特有の多湿地帯に属し、冬は全国でも有数の豪雪地帯として知られ、平年でも2mを越え、豪雪年では平場で4mを超えることもあります。一方、夏期の気候は盆地特有の高温多湿で降雨量は7月が最も多く気温は8月が最高となります。
順位 | 最大値(cm) | 起年月日 | 最小値(cm) | 起年月日 |
---|---|---|---|---|
1 | 425cm | 昭和20年2月26日 | 72cm | 令和2年2月11日 |
2 | 381cm | 昭和13年2月25日 | 81cm | 平成元年2月4日 |
3 | 380cm | 昭和9年3月10日 | 81cm | 平成19年2月3日 |
4 | 377cm | 昭和56年1月23日 | 83cm | 平成21年1月15日 |
5 | 373cm | 昭和11年3月6日 | 84cm | 昭和7年2月28日、29日 |
6 | 367cm | 昭和59年3月1日 | 91cm | 昭和47年12月23日 |
順位 | 最大積算値(cm) | 起年 | 最小積算値(cm) | 起年 |
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1 | 2,103cm | 昭19~20年 | 347cm | 令元~令2年 |
2 | 1,957cm | 昭58~59年 | 481cm | 昭63~平元年 |
3 | 1,797cm | 昭55~56年 | 497cm | 平18~19年 |
4 | 1,731cm | 昭31~32年 | 516cm | 平20~21年 |
5 | 1,730cm | 昭60~61年 | 521cm | 昭33~34年 |
6 | 1,700cm | 昭18~19年 | 636cm | 平27~28年 |
(測定地 国立研究開発法人 森林総合研究所 十日町試験地<外部リンク>)
南側 苗場山を(2145m)を盟主とする上信越国境の高山森林帯
東側 魚沼丘陵(500~900m、中越大震災の震源域は魚沼丘陵と東山丘陵にまたがる)
西側 東頚城丘陵(400~500m、地すべり多発地帯、棚田)
中央 南北に信濃川、国道117号が縦断し、その両サイドに河岸段丘が連なる(河岸段丘は多いところで9段を数え日本一の規模と景観を誇る)
津南町の河岸段丘