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令和5年地価公示結果の概要を発表します。

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0563698 更新日:2023年3月23日更新

1 地価公示制度等について

(1)地価公示とは

 地価公示法に基づき、適正な地価の形成(土地取引)に寄与することを目的として、国土交通省土地鑑定委員会が毎年1月1日現在で標準地の価格調査を実施し、その結果を公示するものである(全国26,000地点、本県434地点)。

(2)その他

本データは国土交通省土地鑑定委員会が作成した資料に基づき、新潟県内の434地点についてまとめたものである。

2 県内全体の状況

  1. 県内の地価は全用途平均で平成8年以降28年連続の下落となったが、下落率は前年より縮小した。
  2. 用途別に見ると、住宅地、商業地で下落率が前年より縮小したほか、工業地は5年連続の上昇となった。
  3. 価格が上昇した地点は99地点(前年82地点)で、価格変動のなかった横ばい地点は56地点(前年52地点)となった。

[表-1 用途別平均変動率] (単位:%、( )内は前年値)

  住宅地 商業地 工業地 全用途平均
全国 1.4%(0.5%) 1.8%(0.4%) 3.1%(2.0%) 1.6%(0.6%)
新潟県 △0.6%(△0.8%) △1.1%(△1.2%) 1.3%(0.8%) △0.7%(△0.8%)

変動率=(当年価格-前年価格)÷前年価格×100(小数点第2位を四捨五入)

[表-2用途別標準地数] ((  )内は前年値)

  住宅地 宅地見込地 商業地 工業地 林地
全国 18,273(18,306) 71(72) 6,548(6,519) 1,058(1,053) 50(50) 26,000(26,000)
新潟県 305(306) - 113(112) 16(16) - 434(434)

図 平均変動率の推移 [PDFファイル/63KB]

3 県内の住宅地の状況

  1. 県全体では平成10年以降26年連続の下落となったが、下落率は前年より0.2ポイント縮小した。
  2. 価格が上昇した地点は、新潟市60地点、上越市4地点、長岡市2地点、新発田市3地点の計69地点(前年59地点)、横ばい地点は42地点(前年37地点)となった。
  3. 市町村別の平均変動率は、標準地の存する25市町村のうち、新潟市で上昇率が拡大したが、聖籠町で横ばいから下落となったほか、8市町で下落率が縮小、6市村で前年同率、9市町で下落率が拡大した。

4 県内の商業地の状況

  1. 県全体では平成5年以降31年連続の下落となったが、下落率は前年より0.1ポイント縮小した。
  2. 価格が上昇した地点は、新潟市17地点、長岡市1地点、上越市1地点の計19地点(前年15地点)、横ばい地点は11地点(前年10地点)となった。
  3. 市町村別の平均変動率は、標準地の存する23市町村のうち、新潟市で上昇率が拡大し、7市町村で下落率が縮小、4市で前年同率、11市村で下落率が拡大となった。

5 全国の概況

  1. 令和4年1月以降の1年間の地価について、全国平均では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇し、上昇率が拡大した。
  2. 三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)平均では、全用途平均・住宅地は、東京圏、大阪圏、名古屋圏のいずれも2年連続で上昇し、上昇率が拡大した。商業地は、東京圏、名古屋圏で2年連続で上昇し、上昇率が拡大するとともに、大阪圏では3年ぶりに上昇に転じた。
  3. 地方圏平均では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも2年連続で上昇し、上昇率が拡大した。地方四市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも10年連続で上昇し、上昇率が拡大した。
    その他の地域では、全用途平均・商業地は3年ぶり、住宅地は28年ぶりに上昇に転じた。
  4. 新型コロナの影響で弱含んでいた地価は、ウィズコロナの下で、景気が緩やかに持ち直している中、地域や用途などにより差があるものの、都市部を中心に上昇が継続するとともに、地方部においても上昇の範囲が広がるなど、コロナ前への回復傾向が顕著となった。

新潟県オープンデータ

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