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10年かけていた漏水調査が3年に短縮~長岡市水道局が導入したAIを活用した漏水調査~2(新潟の未来図鑑withデジタル)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0640802 更新日:2024年3月8日更新

漏水で無駄になる水をなくしたい

佐藤 AIによる漏水調査を導入するきっかけは?

髙野 愛知県豊田市が国内で初めてAIを活用したこの技術を導入し、短期間で広範囲の調査が可能であることが実証されました。長岡市でも漏水調査の期間の短縮のための効率化や経費削減などが課題となっていたことから、令和5年度から導入することにしました。県内では初めての導入と聞いていますが、他の水道事業体でも導入の動きがあるようです。

調査結果 (1月25日現在の漏水特定状況)

 

佐藤 AIによる漏水調査はどれくらいの精度なのですか?

髙野 まだ調査途中ではありますが、AIにより漏水の可能性のある区域と判断された区域のうち、4分の1程度で漏水箇所が特定されています。国際標準での精度は約3割と言われています。AIでは微少な漏水も発見されると聞いていますので、音聴調査によって漏水がなかった​のか、見つけられなかったのかは定かではありませんが、AIも音聴調査の技術も改良されていきますので、今後は精度があがっていくものと思います。ただし、漏水を直すためには工事費もかかりますので、大きな漏水箇所を優先的に対応して、漏水で無駄になる水をなくしたいと思っています。また、広い範囲を一度に把握できるということも有意義です。広域的に見て、漏水の可能性が多くみられた区域と、少ない区域がありましたので、これが土壌や地下水の影響なのか、水道管の材質によるものなのかなど、さらに分析していきたいと思います。

佐藤 資源としての水は重要ですから!データの蓄積で、AIも学習し、人が行う調査の精度も向上していくのでしょうね。

 

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新潟の未来図鑑withデジタル

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