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新潟の魅力を全国に!~新潟県の地域密着型NFTマーケット「NiiFT」~1(新潟の未来図鑑withデジタル)
株式会社NIZA 代表取締役 佐藤 傑 さん
インタビュアー 新潟県 知事政策局 参与(デジタル改革担当) 佐藤 久信
新潟ならではの独自の魅力、新潟ならではの宝物はたくさんあります。その新潟の魅力をNFTコンテンツとして届けるNFTマーケットプレイス「NiiFT」。どんなものなのか早速お話を伺ってきました!
新しいふるさと納税の形
佐藤(久) NFTマーケットプレイスということですが、「NiiFT」とはどういったものなのでしょうか?
佐藤(傑) 新潟県地域密着型のNFT化されたデジタルコンテンツを取引できるNFTマーケットプレイスです。と言っても言葉の意味が分からない方が多いと思います。NFTというのは、唯一性の証明書が付いたデジタルデータであり、替えが効かないものと理解してもらえば良いと思います。つまり、新潟県のデザイナーなどのクリエイターが作成したデジタル作品をNFT作品にして、販売やふるさと納税の返礼品として皆さんの手に届ける仕組みです。新潟県の魅力をデジタルコンテンツにして、記念切手みたいなイメージで販売していると思ってもらえればいいです。
佐藤(久) 「NiiFT」を始めるきっかけは何だったんですか?
佐藤(傑) 始めるきっかけは、新潟県から新潟県内のIT企業にNFTを活用したふるさと納税を推進してほしいとの相談を受けたことですね。しかしながら、実際に始めるに当たっては、県より市町村単位の取組の方が独自色を出しやすいので、市町村単位で提案することが重要と考え、新潟市の中心である「にいがた2km」を対象に始めました。また、内容面では、ふるさと納税のサイトは、特に年末年始の閲覧数が多いので、そこに掲載されることで新潟県外の人に見てもらうことができるので、新潟の魅力の発信に非常に適していると思いました。具体的には、新潟の魅力をデジタルアーツみたいに見える化してふるさと納税のサイトに掲載され、紹介文も含めて見ていただくことで、新潟の魅力を全国に伝えられるということです。
佐藤(久) 全国に新潟の魅力を届ける取組ということですね。コンテンツも他県に比べると非常にリーズナブルですよね。このコンテンツには、販売とふるさと納税版とありますが、どっちが多く出ていますか?
佐藤(傑) ふるさと納税版がほとんどです。今は寄付の概念が非常に大事になっていると感じています。
佐藤(久) ふるさと納税版が主なんですね。最近は若者の間で寄付も含めて社会貢献に対する関心が非常に高いとも聞きますよね。