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新潟の魅力を全国に！ ～新潟県の地域密着型ＮＦＴマーケット「ＮｉｉＦＴ」～2～（新潟の未来図鑑withデジタル）
地域のお祭りやイベントの味方
佐藤(久) 「NiiFT」について、今後こんなことがやりたいというような構想はありますか。
佐藤(傑) 実は新たにNFTクラウドファンディングを始めたいなと思っていて、準備を進めています。NFTクラウドファンディングというのは、クラウドファンディングの返礼品としてNFTを活用するというものです。従来のクラウドファンディングは、支援者は返礼品を受け取る他に利益を得る方法はないし、受け取った返礼品を売却しても利益を得ることは難しいのですが、希少性、唯一無二性、独占性をもつNFTを返礼品にすることで、優先感やプロジェクトのメンバーであるという特別感やロイヤルティを喚起することができます。一緒にプロジェクトを作っていくという気持ちが味わえるとも言えると思います。また、プロジェクトの成長と共に価格の上昇が期待でき、NFTを売却することで、支援者は利益を得られる可能性があります。
佐藤(久) どうしてNFTクラウドファンディングを始めようと思ったのですか？
佐藤(傑) 新潟には、情熱はあるけど資金がないという人がたくさん居ると感じていたので、NFTクラウドファンディングというものはちょうどいい仕組みかなと思ったことですね。
佐藤(久) NFTクラウドファンディングに期待する声も聞こえていたのですか？
佐藤(傑) はい。地域のお祭りを継続したいとか、アニメーションやデザインの専門学校生や卒業生などの若いクリエイターが作品を発表する機会がないという声は時々耳にしていました。「NiiFT」のNFTクラウドファンディングというのは簡単に言うと熱い思いを持った事業計画をクリエイターがデジタルアートで見える化して、それをNFTにして、世界中の皆様から仮想通貨という形で資金を集めましょうというものです。例えばこのNFＴを持っていると何か特典があるよとか、アート作品としてコレクションアイテムとしても活用できるし、プロジェクトメンバーというロイヤルティもある。さらには２次販売やギフトにも活用できる。また、プロジェクトが盛り上がってくれば、このNFTに付加価値も付いてくるという投資的な価値もあるので、資金も集まりやすいかなと思っています。
佐藤(久) クラウドファンディングというとプロジェクトの応援という意味合いが強いように感じますが、NFTで投資的価値も入ってくると資金も集まりやすいかなと感じますね。
佐藤(傑) 地域の花火やちょっとしたイベントとかスタートアップの資金調達に丁度良いと思っています。大きな金額を集めるのは難しいと思いますが、二、三百万円くらいの規模であれば集まり易いと考えています。ここで上手く資金を確保してイベントや創業が成功してくれたらいいなと思います。NFTクラウドファンディングを活用してアニメーションを手掛けている若い人たちが１発当ててくれればうれしいですね。
佐藤(久) 二、三百万円あれば地域のお祭りやちょっとしたイベントには十分ですよね。早めに始まるのを期待しています。
