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地域をつないで走ります🚌~弥彦村「自動運転バス」~2(新潟の未来図鑑withデジタル)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:6071902 更新日:2024年7月19日更新

地域住民の新しい足に

佐藤 自動運転バスを導入した経緯を教えてもらえますか?

高野 村の公共交通というと燕市と共同で運行している「やひこ号」という弥彦村の広域循環バスがあるのですが、そのルートから外れた地域が公共交通の空白地帯となっていました。これまでも村民から公共交通のサービス拡充を求める声をいただいていまして、以前から課題でしたが、バス運転手の不足などもあり、対応ができていませんでした。このところのデジタル技術の進展を踏まえ、改めて何とかこの空白地帯の高齢者の移動手段を確保したいということで、今回自動運転バスという最新テクノロジーの導入に踏み切りました。

自動運転バス「ミコぴょん号」出発式

佐藤 導入して住民の方の反応はどうですか?

高野 自動運転バスが通る集落の住民の方からは、「自動運転バスが通ってもらえば助かる」や「両親が高齢で、車の運転が心配なので、自動運転バスを勧めたい」など、比較的好意的な声もいただいています。

佐藤 住民の皆さんにも期待されていますね。自動運転バスの導入に当たって大変だったことはありますか?

宇野 関係者間の調整や道路交通法など法令に基づく手続が大変でした。具体的には、運行ルートの選定に当たって、「やひこ号」を補完する意味から燕市内も運行したいとして燕市と協議をしたのですが、その調整がかなり難航しました。手続の方では、自動運転バスが公道を走るための道路運送車両の保安基準の基準緩和の認定を北陸信越運輸局から受けた後、道路交通法に基づく道路使用許可となりますが、手続は管轄する警察署で行う必要があります。弥彦村 は西蒲警察署、燕市は燕警察署と管轄の警察署が 違うので、それぞれの警察署と協議で道路使用許可手続 が必要でした。 どちらの警察署も自動運転車両の手続が初めて ということで時間がかかりました。

佐藤 なるほど全国的にも自動運転車両は増えているので、手続も簡素化されているかと思っていましたが、そうではなかったんですね。

高野 はい。走行審査は、運行ルートを手動運転と 自動運転の両方で走行審査をする必要あるため、 時間がかかりましたが、書類審査はスピーディに 対応いただきました。ちなみに自動運転バスにはハンドルやアクセルペダル、ブレーキペダルは付いていなくて、手動運転の際は、テレビゲー ムのコントローラーのようなもので操作します。

佐藤 ハンドルもペダルもないのですね。面白いですね。

弥彦村役場 高野主任

 

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