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地域をつないで走ります🚌~弥彦村「自動運転バス」~1(新潟の未来図鑑withデジタル)
弥彦村役場総務部総合政策課 課長 宇野 誠 さん
弥彦村役場総務部総合政策課 主任 高野 佑介 さん
インタビュアー 新潟県 知事政策局 参与(デジタル改革担当) 佐藤 久信
公共交通機関の空白地の救世主として弥彦村に現れたピンク色の車体にかわいいウサギのキャラクター「ミコぴょん」が描かれた自動運転バス、その名も「ミコぴょん号」。さあ一体どんな乗り物なのか早速聞いてみました!
自動で街を走ります!
佐藤 自動運転バス「ミコぴょん号」はどういった乗り物なのですか?
宇野 弥彦村役場から北吉田駅を結ぶ路線と5月からスタートした弥彦村役場から井田上児童バス停を結ぶ路線の2路線を運行する自動運転バスです。車両は、「MiCa」という8人乗りの電気自動車で、3DマッピングやGPSと車両のセンサーを中心に自動運転をしています。ただ、自動運転といっても完全無人化ではなく、オペレーターが一人乗り込んで走行している自動運転レベルの「レベル2」という状況です。
高野 運行は、2路線ともに毎週月・火・金曜日の週3日、1日4往復しています。弥彦村の村民はもちろんですが、それ以外の方も無料で乗車できます。
佐藤 無料で利用できるのですね。技術的なことも教えてもらいたいのですが、周辺環境や障害物の把握は、車体のカメラの画像をバス内で分析しているのか、遠隔監視センターへデータを送って分析しているのですか?
宇野 今は画像よりもセンサーをメインに障害物を認識していて、基本は車両で判断しています。具体的には、進路上に障害物を発見した際、センターラインを超えない範囲内で障害物を回避できるときは自動運転で回避し、センターラインを超える必要があるときは、停止するというプログラムになっています。その場合は、オペレーターが手動操作で障害物を回避するということにしています。