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株式会社portia(ポーシャ)
法人向けオンライン決済サービス「PortiaPAY(ポーシャペイ)」を展開する株式会社portia(ポーシャ)。顧客ニーズに応えるシステム開発力を武器に、BtoB決済とシステム開発の二本柱で幅広く事業を展開しています。PortiaPAYは大手企業との取引実績も豊富で、コロナ禍での需要急増を機に成長を遂げてきました。
portiaは東京からの抜群のアクセス性と充実した支援体制に後押しされ、2024年2月末に長岡市に進出。既存の事業と共に、地域企業に特化した新事業や人材の採用にも意欲的です。今回は代表取締役の里 陽平さんに、進出の経緯や長岡での事業展開、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
- BtoB決済サービスの躍進から始まった事業拡大
- 顧客との縁が結んだ長岡への進出
- 地域のDX推進、EC支援も視野に
- ITスキルの習得と、ITでの地域貢献を目指して
- 長岡での拠点開設で描く新たなビジネスモデル
BtoB決済サービスの躍進から始まった事業拡大
開発力向上につながった
決済サービスの開発・連携
2016年に創業し、東京・神保町に本社を構えるportia(ポーシャ)。同社は独自の法人向けオンライン決済サービス「PortiaPAY(ポーシャペイ)」の運営と、システム開発事業の2本柱で事業を展開しています。どちらの事業においても、川上から川下まで一貫して携われることが同社の強みであり、顧客の細かなニーズや特性を汲んだサービス提供に定評があります。
同社の主力サービスである「PortiaPAY」は、BtoB向けのオンライン決済サービス。里さんは以前ファイナンス系の仕事に携わっていた経験から、このサービスを開発しました。
「当時は請求書の紙や手形小切手が主流でしたが、これらはいずれなくなっていくだろうと予測し、オンライン決済のモデルを考えました」と里さん。創業当初は反応が鈍かったものの、コロナ禍で急激に需要が高まり、出社できない状況で発注や請求決済を行わなければならないという企業の課題に応えることができたのがPortiaPAYでした。
PortiaPAYの開発と運用においては「決済システムは単体では役に立ちません。eコマースなど他のシステムと連携させる必要があります」と里さん。この連携作業がきっかけとなり、システム開発という新たな事業の柱が生まれました。
「PortiaPAYを導入してくださったお客様から「こんなシステムも作れませんか」という相談を受けるようになりました。当社の決済システムが思った以上に大規模で細かなニーズを組み込めたことが、信頼につながったのだと感じます」と里さんは振り返ります。
大手企業との取引も多く展開し、三越伊勢丹や日東電工、アパレル業界ではNAIGAIなどが初期からPortiaPAYを導入。決済システムの開発で培った技術力と信頼をもとにportiaは着実に事業を拡大してきました。
株式会社portia(ポーシャ)<外部リンク>
住所
本社/東京都千代田区神田神保町3-2 高橋ビル
開発センター 長岡支店/新潟県長岡市大手通2-3-10 米百俵プレイス ミライエ長岡西館 9階
URL
https://portia.co.jp/