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楽しみながら健康長寿に!~新発田市「シニアのeスポーツ体験」~2(新潟の未来図鑑withデジタル)
若者には負けないぞ!
佐藤 先日大会を開催したということですが、その内容を教えてもらえますか?
円山 大会は、10月24日に敬和学園大学を会場に実施されました。大会参加者は、シニア8人、学生8人の16人です。競技内容は、シニアと学生が2人ペアとなって、「ぷよぷよ二人三脚」と「ぷよぷよ二人羽織」の2種目です。二人三脚の方はシニアがコントローラーを握り、学生が指示、二人羽織の方は目隠しをした学生がコントローラーを握り、シニアが指示をするというものです。
佐藤 ぷよぷよ二人羽織は面白そうですが、うまく操作できるのですか?
円山 最初はうまくいかなかった2人が、作戦会議を行っては練習してを繰り返しながら楽しんでいて、新たな絆が生まれていました。大会では結構盛り上がっていました。
奥村 実は、この大会は株式会社新潟放送から協力をいただいており、当日はアナウンサーによる試合実況やテレビカメラの撮影もしていただき、いい感じで盛り上がりました。
佐藤 試合実況もあったとなると盛り上がりそうですね。もう少し大会の様子を聞かせてもらえますか?
円山 大会は8チームによるトーナメント方式で開催しまして、1回戦で負けてしまったチームは敗者トーナメントを行いました。1回戦は「ぷよぷよ二人三脚」、準決勝は「ぷよぷよ二人羽織」、決勝は「ぷよぷよ二人三脚」、「ぷよぷよ二人羽織」、「ぷよぷよ二人三脚」の3本勝負、敗者トーナメントは「ぷよぷよ二人三脚」で行いました。1回戦敗退チームは悔しさからか体験ブースで練習をした上で敗者トーナメントに参加し、全員が2連鎖以上する白熱の試合となりました。今回の大会には、優勝候補筆頭であった92歳の方が都合で参加できず、新発田市老人クラブ連合会の会長が優勝するというプチサプライズもありました。
佐藤 大会を開催して参加者の皆さんの感想はどうだったのですか?
奥村 参加者へのアンケートの結果では、シニアから「孫世代とゲームをやらせてもらえると若返る」、「ひさしぶりに真剣勝負をして楽しかった」など、学生から「eスポーツを通じて世代をこえて交われるのがとても楽しかった」、「こういう風に(シニアと)ゲームをする機会がなかったので、楽しかった」など、好意的なコメントばかりで、世代間交流の促進にもつながり、大会を開催して良かったと感じています。