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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号78)
湊町の歴史を伝える青い錨(珍風景番号78)
長さは1.5mくらいです
村上市塩谷地区は、北前船との交易で栄えた歴史をもつ湊町です。
塩谷の発展を支えた北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて、品物を買い付けながら北海道と大阪を往復していた船です。塩谷は、北前船が立ち寄る湊として、荒川対岸の海老江地区・桃崎浜地区と共に“荒川三湊”と呼ばれ、北前船との交易により、酒造業や船大工、船問屋などが発展しました。
塩谷地区の中央に位置する塩竈(しおがま)神社には、明治時代前半まで実際に北前船で使われていたと言われる錨が奉納されています。
ちなみに、千石積みの北前船は写真のような四爪錨(よつめいかり)を8つ積んでいました。錨の重さは最大で約100貫(約375kg)、そこから順に5貫目(約18.5kg)ずつ軽くした錨を装備していたそうです。
塩竈神社に奉納された錨は1.5mくらいの大きさですが、100kg以上の重さがあるそうです。塩谷には、北前船との交易で栄えていた頃の家屋も残っていて、出格子の町屋が連なる風情のある町並みとなっています。ぜひ散策してみてください。
今回は、北前船の寄港地。塩谷地区の湊町としての誇りを感じる珍風景を紹介いたしました。
塩竈神社(平成24年の塩谷大祭時)
歴史薫る塩谷の町並み
これまでの珍風景
茂助地蔵の言い伝え(珍風景番号77)
ポツンとたたずむお地蔵さまにはある言い伝えが
掲載日:平成25年2月15日
村上市内ではここだけ?さざ波鮭とば(珍風景番号76)
形がちょっと珍しい鮭トバ。お酒のつまみにどうぞ!
掲載日:平成25年2月8日
村で唯一の信号機(珍風景番号75)
交通量の少ない粟島浦村に信号機が設置された理由とは?
掲載日:平成25年2月1日
島を守る風の三郎様(珍風景番号74)
強風時に頼りになるのは
掲載日:平成25年1月25日
一口で二度おいしい?鮭のアイス(珍風景番号73)
バニラとサーモンの絶妙なコラボレーション!
掲載日:平成25年1月18日
日本一の丸山大橋(珍風景番号72)
関川村には、大蛇の他にもうひとつ日本一があるんです!
掲載日:平成25年1月11日
鮭太郎が詣でる神社(珍風景番号71)
村上では鮭も神社に参拝するらしいです。
掲載日:平成25年1月4日
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