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国の文化審議会(会長 佐藤 信)が、令和5年7月21日(金曜日)に、同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、日本舞踊の指定及び市山七十郎氏(本名 川田純子氏(新潟市))を含む日本舞踊保存会会員56名を保持者として認定するよう、文部科学大臣に答申しました。
答申後に行われる官報告示をもって正式決定となります。
【重要無形文化財】
(名 称) 日本舞踊(にほんぶよう)
(所 在 地) 東京都
(団 体 名) 日本舞踊保存会(にほんぶようほぞんかい)
(保持者代表) 日本舞踊保存会会員 観世 三千子(かんぜ みちこ)
(県内在住者) 市山 七十郎(いちやま なそろう)
【概要】
日本舞踊は、主に江戸・東京の歌舞伎において初演された歌舞伎舞踊(かぶきぶよう)や、京阪において主に座敷舞(ざしきまい)として発展した京舞(きょうまい)及び上方舞(かみがたまい)から構成された、伝統的な舞踊で、芸術上特に価値が高く、芸能史上特に重要な位置を占めている。
全国に日本舞踊の流派があり、市山七十郎氏は市山流(いちやまりゅう)の7代目の宗家である。
市山流は市山七十郎(いちやましちじゅうろう)が18世紀半ばごろに振付師(ふりつけし)として一流を興したことに始まり、幕末頃に3代目が新潟を訪れ、のちに4代目となる市山七十世(いちやまなそよ)に舞踊の指南を行った。3代目が長野で没すると、市山七十世が新潟・永楽座(えいらくざ)で1周忌舞踊公演を開催した。4代目市山七十世以降、市山流は新潟を拠点に女流舞踊家によって継承されている。
日本舞踊 市山流 演目「うしろ面」(提供:市山七十郎氏)