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国民文化祭は、国民一般の各種の文化活動を全国的な規模で発表する場を提供すること等により、文化活動への参加の意欲を喚起し、新しい芸能、文化の創造を促し、併せて地方文化の発展に寄与するとともに、国民生活のより一層の充実に資することを目的とした国内最大の文化の祭典です。
1986年の第1回東京大会から毎年国内各地で開催され、新潟県は第34回目です。
障害者の生活を豊かにするとともに、国民の障害への理解と認識を深め、障害者への自立と社会参加の促進を目的として、2001年度から毎年開催されています。
2015年度の鹿児島県から国民文化祭の開催都道府県と統一され、2017年度の奈良県からは国民文化祭と一体開催となっています。
「文化ふっとつ新潟!」ロゴマーク
第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会のキャッチフレーズ「文化ふっとつ新潟!」のロゴマークを募集したところ、応募のあった241作品から、白石卓也さん(デザイナー)の作品をロゴマークとして採用しました。
新潟県のシルエットをしたこのシンボルマークは、
見る方向を変えることにより、
新潟へと文化を運んできた北前船の帆と船体にもなり、
また方向を変えると新潟の象徴的な景観である日本海と夕日にもなります。
新潟や新潟の文化を象徴する要素で構成されたシンボルマークです。
新潟県宣伝課長「トッキッキ」(※左はとっぴー、右はきっぴー)
2009年に新潟県で開催された「トキめき新潟国体・トキめき新潟大会」マスコットキャラクターとして、2005年11月17日に誕生し、2009年10月に「新潟県宣伝課長」に任命された「トッキッキ」が、「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」のマスコットキャラクターとして、開催機運を盛り上げました。
■基本理念の4つのキーワード「ふれる」、「つたえる」、「つなぐ」、「ひろげる」を念頭に事業
を実施し、主な成果は次のとおりです。
1 すべての人がさまざまな文化に「ふれる」
〇 天皇皇后両陛下御臨席の開会式をはじめ、県内全域で多彩な事業を実施し、多くの皆様から
本県の特色ある地域文化にさまざまな形で触れ、楽しんでいただく機会を提供しました。
〇 障害のある方が芸術・文化に触れ、楽しめるよう、音声ガイドや最新の鑑賞支援機器の積極的
な導入を図るとともに、障害者等をサポートするボランティアの育成にも取り組み、誰もが芸術・
文化を楽しめる環境づくりに対する方向性を示すことができました。
2 地域の大切な文化や先人の営みを、子どもや若者に「つたえる」
〇 県内各地で継承されている伝統芸能や文化財などの魅力を県民の皆様からも再認識していた
だくとともに、積極的な発信の機会になりました。
〇 多くの事業で子どもや若者を含む幅広い世代の参加があり、魅力ある地域文化を次の世代に
継承していく契機となりました。
〇 SNSやインフルエンサーも積極的に活用するなど、幅広い世代に情報発信しました。
3 喜びや感動を共有し、新しい文化の創出に「つなぐ」
〇 県内を7つのエリア(地域)に区分し、それぞれの地域の特色を活かした事業など、文化祭を
きっかけに新しい切り口の取組や関係者の連携が生まれました。
〇 タクシー車内や駅、街なかなど、普段の生活空間のなかにアート作品を展示する取組は、誰も
が芸術・文化に身近に親しめる機会を創出するとともに、国内外から訪れる方たちへのPRにも
つながりました。
4 文化と観光、産業等が連携して文化の幅を「ひろげる」
〇 地域の観光資源や地場産業を取り込んだ事業の実施により、文化の幅の拡大し、さらには
食文化などの要素も取り入れながら、彩り豊かなイベントを各地で展開しました。
〇 事業実施に当たっては、市町村や関係団体等、さまざまな方々との関わりが生まれ、その
連携の枠組みを活かしながら、文化資源をさらに磨き上げ、交流人口の拡大にも繋げていく礎
となりました。
第34回国民文化祭、第19回全国障害者芸術・文化祭による経済効果を約141億円と測定しました。
1 経済波及効果は130億7680万円
(内訳)
直接効果 59億8820万円
間接1次波及効果 44億5170万円
間接2次波及効果 26億3690万円
※経済波及効果:「農林水産業」「運輸・郵便」など、各産業部門に消費や投資などの需要が生じること
により、その部門の生産を誘発するとともに、次々と他の部門の生産も誘発していく効果をいいます。
2 パブリシティ効果は9億9801万円
(内訳)
新聞等記事のパブリシティ効果 6億7,682万円
テレビ及びラジオ放送のパブリシティ効果 3億2,119万円
※パブリシティ効果:新聞・テレビ・ラジオなどマスコミにて取り上げられた報道の量を、仮に広告として
掲載・放送依頼した場合にかかる広告料に換算した額です。
3 経済効果(経済波及効果とパブリシティ効果の合計額)は140億7,481万円
「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」の準備、運営、実施等に必要な事業を行うことを目的として、2017年8月22日(火曜日)に「第34回国民文化祭、第19回全国障害者芸術・文化祭新潟県実行委員会」を設立しました。
「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」の企画、準備、運営等に関する事項を検討することを目的として、2018年1月11日(木曜日)に国民文化祭企画会議を、2018年2月2日(金曜日)に全国障害者芸術・文化祭企画会議を設置しました。
各事業の開催状況や広報の取組みなどをまとめた公式記録集を作成しました。
PDFファイルをダウンロードしてご活用ください。
公式記録のPDFファイルは、テキストデータ化されていますので、パソコンの音声読み上げソフトにより読み上げることができます。
p1-p14 (扉-両陛下ご視察編) [PDFファイル/2.39MB]
p15-p24 (総括編) [PDFファイル/1.89MB]
p25-p39 (事業編-閉会式) [PDFファイル/9.7MB]
p40-p62 (事業編-村上新発田) [PDFファイル/8.85MB]
p63-p104 (事業編-新潟阿賀) [PDFファイル/14.81MB]
p105-p114(事業編-弥彦三条) [PDFファイル/4.23MB]
p115-p135(事業編-長岡柏崎) [PDFファイル/7.94MB]
p136-p155(事業編-湯沢魚沼) [PDFファイル/7.47MB]
p156-p174(事業編-妙高上越) [PDFファイル/7.17MB]
p175-p180(事業編-佐渡) [PDFファイル/2.59MB]
p181-p194(事業編-全県その他) [PDFファイル/7.89MB]
p195-p206(事業編-協賛事業-文部科学大臣賞) [PDFファイル/2.43MB]
p207-p217(広報編1) [PDFファイル/12.12MB]
p218-p225(広報編2) [PDFファイル/5.92MB]
天皇皇后両陛下ご臨席のもと偉人・先人や伝統芸能などが絵巻物のように登場した開会式、県内の若者のステージを中心に新潟の新しい文化を力強く発信した閉会式のダイジェストです。
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