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集落の伴走型支援を行える人材を育成するため、今年度実施している集落サポート人材育成事業の連続講座について、1月14日(木曜日)に最終回となる第3回を開催しました。
豪雪等の影響により出席できなかった受講生もいましたが、市町村、農業関係団体、地域振興局の職員、集落支援員など、研修で実際に支援に携わった14地区、37名が参加しました。
今回の講座では、チームの支援を受けて実際に重点地区が設定した農業就業人口の定住目標や、定住目標を見据えてバージョンアップした地元関係図、次世代の担い手確保に向けた取組の3本柱を持ち寄り、研修の成果を共有しました。
重点地区での話合いが途中の地域もありましたが、支援を通じて見られた重点地区の意識の変化が報告されるなど、地区の前向きな姿勢がうかがえる発表になりました。
各チームの発表後に、通年で講師を務めていただいた一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所の藤山所長から、各地域の取組への講評や、今後に向けたアドバイスをいただきました。
研修成果の発表後は、重点地区を今後も伴走型で支援していくため、地域の資源や経験を発掘する「地元学」の取組や、今年度から制度が始まった「特定地域づくり事業協同組合」の設立など、他県の取組事例を中心に紹介いただきました。
最後に、藤山所長から、「今頑張っていることが2年後、3年後、さらにその先につながっていく。最初は大変だと思うが、粘り強く地域をサポートしてほしい。」とエールが送られました。
連続講座は今回で終了しますが、重点地区への支援は続きます。
支援チームは、本研修で習得した手法を生かしながら、今後も地区の話合いや具体的な取組を、地区に寄り添いながら伴走型でサポートしていきます。