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運送業者や大手通販事業者を装った偽SMSリンクから、不正アプリ(ウイルス)をインストールさせたり、偽サイト(フィッシングサイト)に誘導され、ID・パスワードを入力して、だましとられるという被害相談が多数寄せられています。
1 偽のSMSが送られてくる。
2 メッセージ内記載のリンクにアクセスさせる。
3 以下の手口でウイルス感染、またはフィッシングサイトに誘導される。
● Android端末ではChromeなどのブラウザアプリの更新を装ってウイルスがインストールされる。
● 正規企業の公式アプリを装ってウイルスがインストールされる。
● 銀行やクレジットカード大手通販サイトなどのフィッシングサイトに誘導され、IDやパスワード、クレジットカード番号などを騙しとられる。
→詳細は、インターネットバンキングの不正送金・フィッシング被害に注意
一度ウイルスに感染すると、ウイルスが削除されるまで被害が継続します。
【事例】
1 運送業者を装った不在通知を受信し、メッセージ内のリンクにアクセスしてしまった。
2 大手通販サイトからの商品発送を装った通知を受信し、メッセージ内にリンクが記載されていた。
などの相談が寄せられています。
● 利用者が知らないうちに第三者にウイルスを拡散させるためのSMSを送信し続ける。
● これにより知らない人から、問い合わせ電話がかかってくる。
● 普段よりも高額な携帯電話料金が請求される。
~国際SMS料金が発生していた、身に覚えのないキャリア決済がされていたなど。
の被害が発生します。
1 直ちにスマートフォンを機内モード(Wi-Fi接続等もオフ)に設定してください。通信を無効化することでSMSの送信を抑止することが可能です。また、スマートフォン内の情報が外部に送信されることもなくなります。
2 携帯電話会社に相談する等して、ウイルスの駆除(不正なアプリのアンインストール)、もしくは端末の初期化をしてください。(重要なデータは、定期的にバックアップを取りましょう。)
3 SMS認証(電話番号認証)を使用しているサービスがあれば、ウイルス感染端末以外からパスワードの変更をしてください。二段階認証が提供されているサービスであれば、二段階認証を設定しましょう。(各サービスで認証方法の設定方法は異なります。)
● 心当たりのないSMSは開かずに削除する。
● メッセージ内のリンクからはアクセスせず、公式サイトからアクセスする。
● アプリは公式アプリストア(Android~GooglePlay、iPhone~AppStore、その他キャリアのアプリサイト等)からダウンロードする。
● ウイルス対策ソフトを導入する。
~心当たりはありませんか?スミッシング被害チェックシートでご確認ください~
● また、日々手口が変化していることから、今後類似の事例が出現した場合に備え、基本的な手口の知識を身につけておきましょう。