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巻機山

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0014741 更新日:2020年9月23日更新

標高 巻機山(1967m)【南魚沼署管内】

  • 巻機山の登山基点は南魚沼市清水であり、巻機山登山のメインルートとして、古くから利用されている井戸尾根コースはよく整備されています。
  • 谷川連峰の朝日岳から巻機山縦走コースは、エスケープルートがないことから、初心者は避けてください。
  • 沢コース(ヌクビ沢、割引沢)
    ヌクビ沢コースと割引沢コースは天狗岩直下でコースを二分し、それぞれ稜線に抜けるルートとなっています。両方とも難易度は高く、体力及び技術を備えた上級者向けのコースです。初心者のみのグループや単独での登山は、井戸尾根コースを利用してください。この沢コースは登りとして利用されていますので、下山では利用しないよう注意してください。
  • 沢コースは要所要所に鎖が設置されていますが、これまでの遭難多発場所は、鎖のない岩場のへつりや、草付きの斜面で、転落・滑落によるものが多く、グループで行動する場合は補助ロープを携行して、安全を確保して登山に努めて下さ い。特に両コースとも落石が多く、中には落石による死亡事故も発生しております。危険箇所としてはアイガメの滝や行者の滝など、滝の高巻き中の転落が多く発生しています。
  • また、沢コースでは、アイガメの滝、行者の滝付近は足場が悪く、雪渓も遅くまで残りますので、初夏を過ぎてもアイゼン、ピッケルが必要な年もあり、初秋以降も雪渓が残り、踏み抜きによる転落事故が発生しておりますので注意してください。
  • 米子沢コースは、本格的な沢登りの領域です。ルートハンティング、登攀技術、装備、経験等が必要です。一般登山者は絶対に安易に入渓しないで下さい。巻機山での遭難はこの米子沢とヌクビ沢コース・割引沢コースに集中しています。
  • 尾根コース(井戸尾根)
    尾根コースは一般的なコースで、登山の基本を厳守していれば特に危険な箇所はありません。しかし、行程が長いことから気力、体力の充実が必要です。
  • 事故防止のためには、まず尾根コースの選択をおすすめします。