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越後平野の西(海)側に位置する角田山の麓(新潟市西蒲区地内)で、越王(こしわ)おけさ柿を生産する農家の方が参加し、農道や機場などの管理を行っている角田山ろく土地改良区(組合員336人、受益面積235ha)を紹介します。
昭和44年から工事が始まった県営開拓パイロット事業等を通じて、それまでの松や杉などが植えられていた山林・原野を柿の樹園地に造成するための土地改良事業が行われ、角田山ろく土地改良区も設立されました。土地改良事業では、樹園地の造成、道路・給排水施設の整備などのほかに、樹園地の利用や土地の権利関係を整理するための換地も行われました。
写真の風景は、「角田山ろく土地改良区設立50周年記念誌」で紹介されている1970年(昭和45年)頃の稲島大沢工区のものです。
後方に見える角田山の山麓には現在、見事な柿の樹園地が広がっています。
樹園地内は、このような感じです。
樹園地の上方からは、このような景色が広がっています。
「柿の木橋」と名付けられた橋も架けられています。
防除用に使用するための給水施設も整備されています。
記事の作成に当たっては、「角田山ろく土地改良区設立50周年記念誌」、「越王(こしわ)新潟県営農地開発事業及び一般農道整備事業記念誌」、「農事組合法人越王柿栽培組合五〇周年記念誌」等を参考にさせていただきました。
写真は、第13回わらアートまつり(新潟市西蒲区 上堰潟公園内)の会場から望み見た角田山麓に広がる柿の樹園地(写真左上)です。
柿の出荷の最盛期は、10月中旬頃です。