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平成20年、当時新潟県立小出病院の院長となった布施克也先生、地域の糖尿病医療を牽引する上村医院院長の上村伯人先生らの発案により、魚沼市内の医療関係者間で糖尿病総合対策「プロジェクト8(エイト)」がスタートしました。
これは、全ての糖尿病患者のヘモグロビンA1c(HbA1c)を合併症リスクの分岐点となる8%未満へ下げることを目標とした取組です。
地域の医師、看護師、薬剤師、保健師などが連携し、健診等でHbA1c8%以上だった方へ受診を勧め、検査結果を医師だけでなく看護師や薬剤師とも情報共有し、健康指導を行います。
こうした取組を進め、糖尿病の悪化を防いでいます。
魚沼地域 糖尿病連携プロジェクト8(「病院新時代」第61号2012年9月発行から)[PDFファイル/431KB]
魚沼圏域では、糖尿病の専門医が少ない状況下で患者が増加し、それに伴って合併症の発症率も増加傾向にあります。
病状が悪化して患者が腎症や網膜症などの合併症を起こすと、専門医不足のため、圏域内での対応が困難になっています。
患者が合併症を起こさず普通に生活を送れるようにするためには、早期発見・早期治療はもとより重症化を防ぐことが重要です。
医師、看護師、薬剤師、栄養士、歯科医師などの医療関係者は、糖尿病の知識を更に深め、HbA1c8%以上の患者に対して、重症化や合併症の発症を防ぐための治療・差配を行います。
患者自身は、自分や家族の健康状態も把握し、病状が悪化しないように自己管理能力を高めます。
そのために、地域医療魚沼学校と連携して合併症等についての理解を深めます。
市町は、特定健診で要精密検査や医療が必要とされた人を確実に医療に繋げます。
職域の健康診断で要精密検査や医療が必要とされた人については、健診機関と事業所が連携してフォロ-します。
魚沼地域の内科診療所(かかりつけ医)と市立小出病院は、役割分担をしながら、地域医療全体で糖尿病患者の合併症の発症や重症化予防のための診療・治療を行っています。
診療所(かかりつけ医)は小出病院(地域医療連携室)へ患者を紹介し、同院で専門的な治療・教育を実施した後に、診療所(かかりつけ医)へ逆紹介が可能です。
「プロジェクト8」は、魚沼圏域全体の重点取組です
プロジェクト8のポスター
●過去の実施状況
令和3年2月27日プロジェクト8のつどい [PDFファイル/1.33MB]
平成30年12月1日プロジェクト8のつどい [PDFファイル/1.43MB]
平成28年2月27日プロジェクト8のつどい [PDFファイル/995KB]
11月14日の「世界糖尿病デー」には、各地のタワーや建物が糖尿病撲滅のためのシンボルカラーの「ブルー」にライトアップされ、糖尿病の予防が呼びかけられます。
<外部リンク>
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