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愛鳥センターでは、新潟県内でケガを負ったり、病気にかかった野生鳥獣の救護を行っています。
保護収容した野生鳥獣は、救護棟で処置や経過観察をし、ある程度回復したものは、救護棟から屋外の飼育舎に移し自然環境へ慣らします。
令和5年度は鳥類171羽、獣類1頭を保護収容しました。
ハシボソガラス
ハシボソガラスは、留鳥として九州以北に生息します。
No.1には、アルビノ(遺伝的に色素がない)の白い個体がいます。
チョウゲンボウ
身近にいる小さなハヤブサの仲間です。
ホバリングしながら獲物を探し、急降下して昆虫やネズミなどの小動物を捕らえます。
2024年10月10日現在6羽います
アオバト
きれいな緑色のハトです。
北海道から九州で繁殖し、北部のものは冬期に南に移動します。
アオバトは海水を飲むことがあり、海岸でも見られることがあります。
2024年10月10日現在2羽います。
ムナグロ
新潟では、春と秋の渡りの季節に通過していく旅鳥です。
飼育舎個体は、囲ったケージの中で冬を越しました。
水田、畑、河原、埋め立て地、干潟などで群れで見られることが多いです。
昆虫、ミミズ、甲殻類などを餌にしています。
オナガ
主に本州の中部以北に生息する尾羽の長い美しい鳥です。
農耕地に点在する屋敷林、果樹園、住宅地など人の生活の近くにすんでいます。
カラス科の鳥で、「ゲェーイ、ゲェーイ」と濁った声で鳴きます。
ハヤブサ
留鳥として九州以北に生息し、主に海岸沿いの岸壁で繁殖します。
湖沼や海岸では水鳥を獲物とし、都市にすむものはドバトを主食にしています。
サシバ
本州北部以南に夏鳥として渡来します。
平地の林と農耕地(特に水田)の入り混じった環境に生息します。
カエルなどの両生類、トカゲ・ヘビなど爬虫類、大型の昆虫類の幼虫などを食べます。
フクロウ
全国の平野部から山地の森林に留鳥として普通に生息しています。
2月ごろから夜間にホッホ ゴロスケホッホなどと鳴きます。
足の指は前に2本、後に2本と分れていて、ネズミなどの獲物を捕えたら逃がさない形になっています。
握る力がとても強い鳥です。
ノスリ
北海道から四国で繁殖し、冬期には全国で見られる丘陵地、低山の林などに生息するタカの仲間です。
農耕地・草原・原野などで停空飛翔をし、急降下をしてネズミなどを捕まえます。
2024年10月10日現在3羽います。
ヤマドリ
世界中で日本にのみ分布している日本特産種。
本州、四国、九州の山地の森林に生息しています。
オスは尾がとても長く、メスは尾が短くくさび形をしています。
ウミネコ
留鳥または漂鳥として、沿岸部や漁港などに生息します。
「ミャーオ、ミャーオ」とネコに似た声で鳴きます。
2024年10月10日現在4羽います。
アマサギ
日本では夏鳥ですが、温暖な地方では越冬するものもいます。
夏の繁殖期になると、頭、胸、背中の羽毛が「亜麻色」に変わります。
田んぼで耕運機のあとを追って虫などをとる姿も見られています。
ゴイサギ
留鳥。東北地方より北では夏鳥。
昼間は林の中でじっとしていて、夕方から川や池へ出かけていって魚を捕る夜行性のサギです。
成鳥になると頭から背が緑黒色、翼は灰色になります。
トビ
日本では九州以北に留鳥として生息する、最も身近なタカの仲間です。
死んだ魚や動物などを食べ、ゴミ捨て場にも集まります。
時には生きた動物を襲うこともあります。
2024年10月10日現在11羽います。
ノスリ
北海道から四国で繁殖し、冬期には全国で見られる丘陵地、低山の林などに生息するタカの仲間です。
農耕地・草原・原野などで停空飛翔をし、急降下をしてネズミなどを捕まえます。
2024年10月10日現在3羽います。
コハクチョウ
ユーラシア大陸北部のツンドラ地帯で繁殖し、冬期には温帯へ渡り越冬します。日本では冬鳥です。
コハクチョウはオオハクチョウより小型ですが、体長120cm、体重は5~7kgのとても大きな鳥です。
2024年10月10日現在3羽います。
クマタカ
山間部の森林帯に生息する大型のタカの仲間です。
小さなネズミ類からタヌキ、ヤマドリなどの動物を食べます。
飼育舎にいる鳥の中では、最も大きい鳥です。