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会場の様子
日時:令和4年6月11日(土曜日) 14時45分から16時15分
会場:新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里 2階レクチャールーム
演題:「雪里松之山の野鳥」
講師:松之山野鳥愛護会会長 村山 暁 氏
参加者:42名
今回は、松之山で野鳥の観察や保護活動を長く続けて来られた村山さんに、松之山地域の特徴や生息する野鳥についてお話をしていただきました。
松之山は世界有数の豪雪地帯です。雪解けも遅く、今年の消雪日は4月30日だったそうです。豪雪地の人と自然が関わり合って生まれた空間を「雪里」と呼んで発信しているそうです。
雪国に特有の鳥というのはいないけれど、多雪地に分布が片寄る鳥はいて、ニュウナイスズメ、ノジコ、クロジは特に多雪地に繁殖分布が重なることや、本来は高標高で繁殖する鳥が松之山で繫殖するなどの「雪国現象」と呼んでいる現象は、雪解けが遅いことが一因ではないかという興味深いお話しもありました。
巣箱カメラの画像 親鳥が巣に座っています
ブッポウソウの保護活動で架けている巣箱カメラの映像では、抱卵の様子やヒナが孵った様子、オニヤンマやセミをヒナに与える様子など子育ての貴重なシーンを見せていただきました。
ブッポウソウ用に架けた巣箱にヤマガラが営巣し、ヒナが孵った後にスズメに乗っ取られ、さらにブッポウソウが来て営巣をするという鳥同士の攻防が繰り広げられる様子も紹介していただきました。
他にも、サシバがまだ雪に覆われた3月下旬に渡来した写真や、観察会の時にトキが上空に出現したこと、ヤブサメの偽傷と思われる場面など、周辺で見られた鳥についても様々なエピソードを聞かせていただきました。
松之山は野鳥の宝庫と言われますが、最近はキジ、クイナ、ヒクイナ、ヨタカ、コノハズクなどがほとんど見られなくなったそうです。現在様々な生き物が減少している中で、人間の生活と環境の維持を両立していくことの大切さを考えさせられました。
新潟県では、県民のみなさまに野鳥保護の大切さや自然の素晴らしさをお伝えするために野鳥保護の集いを開催しています。
今年度は、愛鳥センター紫雲寺さえずりの里レクチャールームにて、松之山の野鳥についての講演を行います
ブッポウソウ
会場:新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里 2階レクチャールーム
日時:令和4年6月11日(土曜日) 14時45分から16時15分
講演内容:「雪里松之山の野鳥」
講師:村山 暁 氏 (松之山野鳥愛護会会長)
対象:小学校5年生以上
定員:40名(先着順)
申込み:5月7日(土曜日)から受付け開始
住所、氏名、電話番号を明記して、電話、はがき、Fax、E-mail、ホームページ電子申請にて愛鳥センターまでお申込みください。
締め切り:6月5日(日曜日)または定員になり次第
参加費:無料
主催:新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里・新潟県野鳥愛護会
愛鳥センター地図
電子申請の利用にあたっては、次の事項に留意してください。
新潟県野鳥保護の集い(愛鳥センター)ちらし [PDFファイル/180KB]
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